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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は火曜日、シングルス4回戦8試合を行い、第19シードのA・イバノビッチ(セルビア)が前年度チャンピオンで第6シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)とのセルビア対決を6-4, 6-2で制すなど、ベスト8が顔を揃えた。
昨年の決勝でC・ウォズニアキ(デンマーク)を下して優勝を果たしていたヤンコビッチは、7回訪れたブレーク・チャンスを1度しか生かせず、逆にイバノビッチに4度のブレークを許し1時間24分で敗退、大会2連覇の夢は砕け散った。
「自分のテニスが出来なかった。やろうとしたことが全く出来なかった。体が重く足が動かず、これまでの試合のようにボールのところに足を運べず、ショットを打ちに行けなかった。彼女は素晴らしいプレーをした。ミスをほとんどしなかったし、しっかりと安定したショットを打っていて、常に主導権を握っていた。」とヤンコビッチは自身の調子が悪かったことと、イバノビッチのプレーに賛辞を送った。
イバノビッチは「イェレーナはとてもタフな相手だし、とても良いプレーを続けていた。だから諦めず積極的なプレーを努めたの。ミスを犯した時でも、それで落ち込まないようにして、常に粘り強くいることを心掛けていた。だからこうして勝利を上げることができたことは本当に嬉しく思う。」と、試合を振り返り喜びを語っていた。
そのイバノビッチは準々決勝で第15シードのM・バルトリ(フランス)と顔を合わせる。バルトリはこの日、第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)と対戦中、3-6, 3-1としたところでクレイステルスが右肩の怪我を理由に途中棄権を申し入れて、勝利が転がり込んだ。
第1セットを先取したクレイステルスは、第2セット1-2からのコートチェンジの際、トレーナーを要求し肩の治療を受けた。その後コートに戻るも、続く自身のサーブをブレークされたところで、ネットに歩み寄りバルトリに握手を求め、棄権敗退となってしまった。
試合後クレイステルスは「本当に心配しているのではなく、今は注意しなければならない時だと感じて、これ以上危険を犯したくなかった。痛み止めの薬を飲めば試合が続けられたかもしれないけど、それで悪化させたくなかった。」と語り、全豪オープンでは痛み止めを飲みながら優勝を飾り、その後のパリ大会での準優勝後は約4週間の休養を取り回復に努めていた。
「パリでは首に痛みを感じて、おそらく肩に関係していると思う。肩から首にかけて、何かがおかしくなっているから、それを検査して原因を解明して治療したい。次のマイアミ大会後には、大切に思っているフェドカップもある。その後のクレーシーズンでは肩への負担も増えるから、それまでには完治させたい。」と、これからのスケジュールも見据えていた。
その他の試合では、第1シードのC・ウォズニアキが第22シードのA・クレイバノワ(ロシア)を2-6, 6-3, 6-1の逆転で下し、順当にベスト8入りを果たしたが、第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)は第10シードのS・ペア(イスラエル)に4-6, 6-3, 6-7 (3-7)で敗れ、大会を後にした。
ウォズニアキは第9シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で下した第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と、ペアは第25シードのD・チブルコワ(スロバキア)を7-5, 7-5で倒した第23シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)と対戦する。
残りの試合では、第16シードのM・シャラポワ(ロシア)がD・サフィーナ(ロシア)を6-2, 6-0で、S・ポン(中国)が第18シードのN・ペトロワ(ロシア)を6-4, 5-7, 6-3で下して8強入りを果たした。準々決勝では、シャラポワとポンが顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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