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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額22万ドル、ハード)は火曜日に、シングルス1回戦残り12試合を行い、クルム伊達公子(日本)がR・ボラチョーバ(チェコ共和国)を6-2, 6-2で、森田あゆみ(日本)がT・タナスガーン(タイ)を6-3, 6-2といずれも快勝で退け2回戦進出を決めた。
クルム伊達は得意のリターンでボラチョーバを攻め、第1、第2セットとも出だしで2度のブレークに成功し、終始試合の主導権を握り、ボラチョーバに自身のテニスをさせず、わずか59分で一蹴した。
森田も第1セットは1度タナスガーンにブレークを許すも、2度のブレークを奪い、第2セットはタナスガーンに1度もブレークポイントを握らせず、このセットでも2度のブレークに成功し、68分で前年度の準優勝者のタナスガーンから昨年のウィンブルドンの1回戦に続いて勝利を奪った。
その他、日本からは若手で期待の奈良くるみ(日本)が1回戦に登場し第4シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)に臨んだが、2-6, 1-6と世界ランク32位のハンチュコバに対し同130位の奈良は、力の差を見せ付けられる敗退となった。
そのハンチュコバは2回戦でクルム伊達と対戦する。1996年の引退から、2008年に国内のサーキット大会へ復帰を果たし、2009年に世界の舞台へと挑戦し始めたクルム伊達は、これまでハンチュコバとは3度対戦しているが、その全てで勝利を飾っている。
森田は2回戦で、第8シードのS・エラーニ(イタリア)と顔を合わせる。エラーニはこの日、K・チャン(台湾)を4-6, 6-2, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
その他、上位シード勢も順当に初戦突破を決めた。第1シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)はT・パスゼック(オーストリア)を6-4, 6-2で、第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)も主催者推薦のN・ルアングナムを6-0, 6-2と、いずれも危なげなく勝利を飾った。
ズヴォナレーワは、出だしでいきなりパスゼックにブレークを奪われ1-3とリードを許してしまうが、すかさずブレークバックに成功すると、その後もブレークを奪い5-4とリードし続く自身のサーブをラブゲームで決めて第1セットを先取した。
第2セットの第1ゲームでパスゼックからブレークを奪ったズヴォナレーワは、そのセットは終始試合をコントロールして、1時間22分のストレートでパスゼックを退け、大会3連覇へ好調なスタートを切った。
イバノビッチも好調なプレーを披露し、スタートから9ゲームを連取した。その後、この試合初のブレークをノアングナムに許すも、5-1から初めてノアングナムが自分のサーブをキープしたが、続くサービスゲームをイバノビッチがしっかりキープして1時間ちょうどでノアングナムを一蹴した。
「今日はとても暖かかった。いつも午前中に練習をしていたから、今日の試合はちょっと状況が違ったわ。だからこの勝利は余計に嬉しい。今まで全く見たことがない選手との対戦は常に神経を使うもの。しかも彼女は地元の選手だったしね。」とイバノビッチは試合を振り返った。
ズヴォナレーワはZ・ディヤスとの予選勝者対決を6-4, 6-4で制したN・ワンナスクと、イバノビッチはJ・クレイバス(アメリカ)とそれぞれ準々決勝進出を懸けて2回戦で戦う。
その他の試合結果は以下の通り。
R・ビンチ(イタリア) (5) ○-× K・パルキナ, 6-1, 6-3
A・アマンムラドワ(ウズベキスタン) ○-× 鄭潔(中国) (7), 6-4, 7-6 (8-6)
E・バルタチャ(英国) ○-× N・ラートピタクシンチャイ, 6-2, 6-3
C・シーパース(南アフリカ) ○-× T・マレック(ドイツ), 7-6 (7-4), 6-2
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× R・オプランディ(イタリア), 4-6, 6-3, 7-5
なお、クルム伊達はオプランディと組んでダブルスにもエントリーしており、水曜日に主催者推薦で出場のラートピタクシンチャイ/ルアングナム組と1回戦を行う。
今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル、ダブルスが1万1000ドル。
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