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女子テニスツアーのメディバンク国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額61万8000ドル、ハード)は11日、シングルス2回戦8試合を行い、世界ランク1位で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が登場したが、同32位のD・チブルコワ(スロバキア)の前に、3-6, 3-6のストレートで敗れる波乱に見舞われた。
今大会、上位2シード選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今シーズンの公式戦の初戦だったウォズニアキだったが、第1セットの第1ゲームでチブルコワにブレークを許すなどリズムに乗り切れず、このセットをチブルコワに先取されてしまう。
第2セットは両者サービスキープで2ー3から迎えた第6ゲームから、チブルコワが一気に4ゲームを連取して大金星を飾った。これまでの両者の対戦では、ウォズニアキはチブルコワから9セットを連続して奪っていたが、この日はチブルコワの前に1セットも奪えず早くも大会を去る結果となってしまった。
「シーズンの初めは、試合をもっとこなさなければならない。今日は最高のテニスをすることはできなかった。これからは全豪オープンへ向けて、試合形式の練習をたくさんして、十分な準備をする必要があるわね。去年も同じようなスタートだったから、スロースタートだけど、良い終わり方が出来れば。」と、ウォズニアキは前向きに語っていた。
今大会前は香港でのエキシビションに出場していたウォズニアキは、そのエキシビションの初戦ではN・リー(中国)に6-4, 6-3で勝利したものの、続くV・ズヴォナレーワ(ロシア)には1-6, 0-6と完敗していた。香港から移動してすぐの試合で、調整不足だったことも明かした。
「香港からシドニー入りしてすぐに良いプレーをするのはちょっと難しかった。でも良い感触はあったし、今日は勝利の女神が微笑まなかっただけ。昨日の彼女の試合を父が見ていて、キリレンコに対してとても良いプレーをしていたのを聞いていたし、これまでも厳しい試合をしてきたから、簡単な試合にはならないことは分かっていたわ。」
一方のチブルコワはこれまで、世界ランク1位にいる選手から勝利を飾ったことがなかった。「これまで2位、3位、4位とか、格上の選手を倒したことがあったけど、1位の選手だけなかったの。だから今日の勝利は本当に嬉しいわ。それに試合開始からずっと試合の主導権を握っていたことがとても大切なこと。自分の作戦をしっかりでいて、自分のテニスが出来た。それさえ出来れば勝てると信じていたわ。」と喜びを自信を見せていた。
チブルコワは準々決勝でMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)を6-2, 6-4で下したA・クレイバノワ(ロシア)と対戦する。
この日は上位シード勢が敗れる波乱が相次いだ。第2シードのズヴォナレーワもF・ペネッタ(イタリア)に5-7, 5-7で、第4シードのS・ストザー(オーストラリア)もS・クズネツォワ(ロシア)に6-3, 3-6, 4-6の逆転で敗れて早くも大会を去る結果となった。
しかし、その他のシード勢は順当に勝利を飾りベスト8入りに成功している。第3シードのK・クレイステルス(ベルギー)はB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)を6-1, 6-4で、第7シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)もS・ペア(イスラエル)を7-5, 6-3で、第8シードのN・リーもV・ラッツァーノ(フランス)を6-4, 1-6, 6-4で倒して順当に8強入りを果たした。
残る試合では、B・ヨバノフスキ(セルビア)とA・レザイ(フランス)試合は、ヨバノフスキがレザイから7-6 (7-4)で第1セットを奪ったところで雨で中断となったが、数時間後に再開され、その後も接戦となったが、ヨバノフスキがレザイを7-6 (7-4), 7-6 (7-4)のストレートで下して準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、クレイステルスはアザレンカと、リーがクズネツォワと、ペネッタがヨバノフスキととそれぞれ対戦する。
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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