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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、賞金総額200万ドル、ハード)は現地時間の木曜日に、シングルス3回戦8試合を行い、第5シードのK・クレイステルス(ベルギー)がK・カネピ(エストニア)に6-2, 6-1とわずか55分で快勝。今季、夏のアメリカのハードコートシーズンを負けなしの7連勝とした。
先週行われたシンシナティ大会で優勝を飾って今大会へ乗り込んだクレイステルスは、1回戦ではその疲労からかB・マテック(アメリカ)にフルセットの接戦を強いられた。しかしこの日はカネピに全くテニスをさせず、第1セットはカネピに1度もサービスキープをさせなかった。第2セットでは1度も自身のサーブでブレークを許さない圧勝でベスト8入りを決めた。
「昨日のマテックは全くミスをしない選手だった。今日のカネピはミスが多く、特に普段彼女の武器であるサーブとバックハンドは怖さがなかった。ラリーに持ち込むとチャンスが巡ってくるのを感じたの。彼女がミスをしてくれるか、ラリーを支配して優位に立てた。」と語るクレイステルスは、先週の決勝戦ではM・シャラポワ(ロシア)にマッチポイントを握られてからの逆転で優勝していた。
「昨日のマテック戦やシンシナティの決勝戦のように、劣勢からの逆転勝利を上げられたことで、徐々に調子が上向きだって実感できるの。」と、クレイステルスはUSオープンでの連覇へ向けて、自身のテニスに好感触を持っていた。今季、春のハードコートでも好成績を残しているクレイステルスは、この日の勝利でハードコートでは21勝2敗と圧倒的な強さを見せている。準々決勝ではA・サバイ(ハンガリー)を6-3, 6-3で下した第8シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と顔をあわせる。
ロシア人女子選手として初めてUSオープンを制した第11シードのS・クズネツォワ(ロシア)は、第7シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-4, 1-6, 6-3で振り切り準々決勝へ駒を進めた。両者は2週間前のサンディエゴ大会の決勝でも対戦しており、その時もクズネツォワが勝利を飾り、今季初優勝を飾っていた。
2004年にUSオープンを制したクズネツォワは、昨年の全仏オープンで自身2度目のグランドスラム優勝を果たしたものの、今季はその全仏では3回戦で、ウィンブルドンでも2回戦敗退と精彩を欠きランキングを21位まで落としていた。その後サンディエゴ大会まで休息を取ったクズネツォワは、好調を取り戻していた。
この日は第3セットへ入る前に気分展開を行っていた。「ロッカールームへ戻って服を全部変えて、バナナを食べてコートへ戻ったの。1-6で第2セットを落としていたけど、ほとんどのゲームがジュースにもつれるものだった。ちょっと休憩を取ったらそれが効いたわ。」とクズネツォワは、第3セットへ入る前の様子を語っていた。
ベスト4入りを懸けてクズネツォワは鄭潔(中国)と準々決勝を行う。この日鄭潔は、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで下す金星を上げていた。
その他の試合結果は、以下の通り。
C・ウォズニアキ(デンマーク) (2) ○-× F・ペネッタ(イタリア) (15), 4-6, 6-3, 6-1
F・スキアボーネ(イタリア) (6) ○-× D・サフィーナ(ロシア), 6-4, 6-3
V・アザレンカ(ベラルーシ) (10) ○-× N・リー(中国) (9), 6-3, 6-3
M・バルトリ(フランス) (17) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-0, 6-1
ウォズニアキがスキアボーネと、アザレンカがバルトリと、それぞれ準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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