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女子テニスツアーのWSファイナンシャル・グループ・女子オープン(アメリカ/シンシナティ、賞金総額200万ドル、ハード)は現地火曜日に、シングルス2回戦残り13試合を行い、第3シードのE・デメンティエワ(ロシア)が同胞のA・パブリュチェンコワ(ロシア)に1-6, 3-6のストレートで敗れる波乱に見舞われた。日本期待の森田あゆみ(日本)も敗れ去った。
悪天候でスケジュールが崩れるなか行われたこの日の試合で、デメンティエワは暑さと湿度から早い段階から体力を奪われ、本来の動きは影を潜めていた。「気分が良くなかったの。天候に影響されたんだと思う。ここ何年かの中で最悪の試合だったと思う。全く集中出来なかったし、体調も悪かった。」と、試合前に降った雨の影響を示唆していた。
19歳のパブリュチェンコワは「彼女(デメンティエワ)との対戦は何も失うものはなかった。試合を楽しんで良いプレーをすることだけを考えて試合をしていたの。」と試合を振り返った。3回戦では、予選勝者のN・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)を6-3, 6-2のストレートで下した第13シードのS・ペア(イスラエル)と対戦する。
予選を勝ち上がった森田はこの日、主催者推薦で出場のC・マーケイル(アメリカ)との2回戦に臨んだものの、2-6, 4-6と75分で敗退。上位進出を果たせずに大会を去ることとなった。予選2試合をストレートで勝利し本戦入りした森田は、1回戦でも予選突破の勢いそのままに格上のA・パーラ=サントンハ(スペイン)をストレートで撃破していた。しかしこの日は、地元の声援を味方に付けたマーケイルの前にリズムを掴むことが出来ず、敗れ去ってしまった。
18歳で世界ランク132位のマーケイルは、今年4月のチャールストン大会に続いての3回戦進出を決めた。自身初のツアー8強入りを懸けて3回戦では、元世界ランク1位で第4シードのK・クレイステルス(ベルギー)の胸を借りる。
クレイステルスはこの日、復活に燃えるD・サフィーナ(ロシア)と2回戦を行い、7-5, 6-2で退けての勝ち上がり。悪天候のため試合開始も遅れたその試合は、序盤の3ゲームを終えたところで再び雨による中断を挟むなど両者難しい試合状況だった。その第1セットを接戦で奪ったクレイステルスは、第2セットではサフィーナを圧倒。79分で勝利を奪い3回戦へ駒を進めた。
2007年4月に結婚を理由にツアーを引退したクレイステルスは、出産をはさみ昨年の今大会から復帰を果たしていた。その後わずか3大会目となるUSオープンで見事な優勝を飾る偉業を成し遂げ、再び世界のトップへと躍り出た。復帰から1年もかからずにトップ10に返り咲いているクレイステルスは、そのUSオープンの2連覇へ向けて順調な仕上がりを見せている。
その他の試合結果は以下の通り。
C・ウォズニアキ(デンマーク) (2) ○-× S・バンマー(オーストリア), 6-0, 6-2
E・ヴェスニナ(ロシア) ○-× F・スキアボーネ(イタリア) (5), 6-4, 6-4
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (6) ○-× M・キリレンコ(ロシア), 7-5, 2-6, 7-6 (7-2)
A・ラドワンスカ(ポーランド) (7) ○-× A・クレイバノワ(ロシア), 6-4, 6-2
N・リー(中国) (8) ○-× S・エラーニ(イタリア), 6-2, 6-2
M・シャラポワ(ロシア) (10) ○-× A・ペトコビッチ(ドイツ), 6-3, 6-1
F・ペネッタ(イタリア) (11) ○-× M・ニクルスク(ルーマニア), 6-0, 6-1
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (12) ○-× G・ドゥルコ(アルゼンチン), 7-6 (7-3), 6-2
A・イバノビッチ(セルビア) ○-× Y・シュウェドワ(カザフスタン), 6-1, 7-5
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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