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男子テニスツアーのレッグ・メーソン・テニス・クラシック(アメリカ/ワシントン、賞金総額116万5500ドル、ハード)は、大会2日目となる2日にシングルス1回戦10試合を行い、怪我から復帰で主催者推薦で出場のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)が勝利を飾ったが、予選を勝ち上がった錦織圭(日本)は初戦突破とは行かなかった。
ナルバンディアンは、R・ラム(アメリカ)を6-4, 6-0のストレートで快勝し、2回戦進出を決めた。昨年5月に右臀部の手術を受け9ヶ月間のツアー離脱を余儀なくされたナルバンディアンは、今年2月に復帰するも右足外転筋を負傷。4月のモンテカルロ・マスターズを最後に試合から遠ざかっていた。ATPツアーでの復帰戦として臨んだこの日の試合では、わずか52分でラムを下し、元世界ランク3位の実力を見せ付けた。
28歳のナルバンディアンは、先月行われた男子国別対抗戦の準々決勝のロシア戦でもシングルスに登場し2勝を飾り祖国アルゼンチンの勝利に大きく貢献していた。「良いプレーをしたら、帰ってきたんだと思われる。もし負けると、まだまだ復帰は先だと思われる。これがこの世界さ。今はとても良い状態。」と、復帰へ対する周囲の厳しい見方を語るナルバンディアン。2回戦では第5シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
見事予選を突破して本戦入りした錦織圭だったが、この日は前日行われた2時間41分の予選最終ラウンドの接戦の疲れからか、本来のプレーが見られず、同じく予選を勝ち上がったI・クニツィン(ロシア)の前に2-6, 3-6と、良いところなく敗れ去った。サービスが好調だったクニツィンは、自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを握らせることなく、錦織を68分で一蹴した。クニツィンは2回戦で第13シードのG・シモン(フランス)と対戦する。
元世界ランク4位で復活に懸ける主催者推薦のJ・ブレーク(アメリカ)もこの日の1回戦に登場したが、予選を勝ち上がったR・スウィーティング(アメリカ)の前に6-3, 3-6, 4-6の逆転で破れ、早くも大会を去る結果となった。第1セットを先取したブレークだったが、23歳のスウィーティングに徐々に流れが移った。勝敗を決める第3セットでは、1-1からの第3ゲームの30オールからブレークのミスが続き一気に3-1とスウィーティングがリード。ピンチに陥っても武器のサーブで切り抜け、1時間32分で勝利を上げた。
「不安定なプレーだった。試合数をこなしていないと、良いショットを打った後の準備が十分できない時がある。もっと試合が必要で、自信を取り戻す必要がある。」と語るブレーク。負傷した膝の怪我については「膝は大丈夫。それが問題なんじゃない。少なくとも今はね。」と付け加えた。
スウィーティングは「ブレークのフォアハンドは危険だって知っていた。それに横に走らせるのも危険なんだ。だからボールを彼のバックハンドへ集めるようにしたんだ。ちょっと甘いボールを打つと、彼はそれに飛びついてエースを連発してしまう。それが彼のプレーだからね。」とブレークへの対策が功を奏していた。スウィーティングは2回戦で第14シードのM・ロドラ(フランス)と対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
G・ゼミヤ(スロバキア) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 6-2, 6-3
V・トロイキ(セルビア) ○-× K・キム(アメリカ), 6-1, 6-2
M・ベレー(ドイツ) ○-× K・ベック(スロバキア), 6-3, 6-4
D・イストミン(ウズベキスタン) ○-× L・メイヤー(アルゼンチン), 6-4, 5-7, 7-6 (7-5)
I・マルチェンコ(ウクライナ) ○-× R・シュトラー(ドイツ), 6-4, 3-6, 6-4
D・ツルスノフ(ロシア) ○-× T・ガバシュビリ(ロシア), 5-7, 7-5, 6-4
T・デ=バッカー(オランダ) ○-× L・ラコ(スロバキア), 5-7, 6-3, 6-3
今大会は64ドロー中、シード選手16名全員が1回戦が免除されており、2回戦からの登場となっている。第1シードはT・ベルディフ(チェコ共和国)、第2シードがA・ロディック(アメリカ)、第3シードがF・ベルダスコ(スペイン)、第4シードがM・チリッチ(クロアチア)、第5シードがJ・アイズナー(アメリカ)、第6シードがS・クエリー(アメリカ)、第7シードがワウリンカ、第8シードがM・バグダティス(キプロス)と続く。
今大会の優勝賞金は26万1500ドル。
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