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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウェスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は29日にシングルス2回戦残り4試合を行い、元世界ランク1位で今大会第5シードのM・シャラポワ(ロシア)がO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-3, 6-3のストレートで下すなど、ベスト8が顔を揃えた。
「出だしのゲームでは不安定なプレーだったけど、その後は建て直しが出来て、思うようなプレーが出来たわ。チャンスがあった時は、それをしっかり生かすことも出来た。」とシャラポワは試合を振り返り、勝利に満足げだった。
第1セットでは3本のダブルフォルトを犯したシャラポワは、ゴヴォルツォバに1度のブレークを許すも、5本のダブルフォルトを犯したゴヴォルツォバから2度のブレークを奪い先取。第2セットでは1度もブレークポイントを与えない安定したプレーのシャラポワは、ゴヴォルツォバから再び2度のブレークを奪い、1時間16分でベスト8進出を決めた。
シャラポワは第2シードのE・デメンティエワ(ロシア)と準々決勝で対戦する。
その他、前年度チャンピオンで第4シードのM・バルトリ(フランス)が元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)を6-3, 6-4で、第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がM・ウダン(アメリカ)を6-3, 6-1と、それぞれストレートで下し順当に8強入りを決めた。今大会最初のシードダウンとなったのが第6シードのS・ペア(イスラエル)で、M・キリレンコ(ロシア)の前に4-6, 3-6で敗れ去った。
世界ランク27位のキリレンコは「今日の試合では、より一層積極的なプレーを心がけたの。今年は調子が良いし、自信も付いてきた。まあまあなプレーが出来たけど、次の試合はもっと良いプレーが出来るはずよ。」と、自信に溢れていた。
23歳のキリレンコは、年明け62位だった世界ランクを27位へ上昇させるなど、好調を続けている。一方、同い年で同16位のペアは、年初こそ好調な成績を残していたが、全仏オープン後は3大会目の出場で2勝3敗とリズムを崩している。
アザレンカは「良いテニスが出来たと思うわ。出だしでいくつかブレークを許してしまって厳しい展開だったけど、でも気持ちを強く持ち続けることが出来たの。リードしていようと劣勢だろうと、どんなポイントでも同じようにプレーが出来ることが自分には大切なこと。それが自分のテニスの鍵になるの。」と、自身のプレーを分析していた。
キリレンコは第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と、アザレンカはバルトリとベスト4入りを懸けて準々決勝で顔をあわせる。
この日の最後の試合には、ダブルス準々決勝にL・ダベンポート(アメリカ)が登場。L・フーバー(アメリカ)とのペアで主催者推薦として出場しているダベンポートは、A・クドリャフツェワ(ロシア)/ゴヴォルツォバ組を6-4, 6-2と危なげなく退け、ベスト4進出を決めた。2008年のUSオープン以来の公式戦となったダベンポートは、第2子を出産してからコートに立っていなかった。今大会は復帰戦としてダブルスでのエントリーとなっている。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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