HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額200万ドル、クレー)は7日、シングルス準決勝2試合が行われ、第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を4-6, 6-3, 7-6 (7-5)の逆転で破り、決勝に進出した。
膝の怪我のために3ヶ月ぶりのツアー大会出場となっていたセリーナは、ファイナルセットで2度のサービング・フォー・ザ・マッチのチャンスがあったものの、いずれもヤンコビッチにブレークを許してしまっていた。第3セット第10ゲームでは、セリーナにマッチポイントがあったがバックハンドをミスしていた。
タイブレークでも5-2とリードを奪ったセリーナであったが、リターンでエラーを犯すとそこから4ポイント連続でミスを犯し、ヤンコビッチが2時間47分の逆転で勝利、決勝への切符を手に入れた。
また前日の準々決勝でセリーナの姉であるV・ウィリアムズ(アメリカ)に勝利していたヤンコビッチは、1つの大会でウィリアムズ姉妹の両方に勝利した7番目の選手となった。これまでの6人は、A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)、S・グラフ(ドイツ)、M・ヒンギス(スイス)、K・クレイステルス(ベルギー)、L・ダベンポート(アメリカ)、そしてJ・エナン(ベルギー)とそうそうたるメンバーとなっている。
2007年と2008年に今大会を連覇しているヤンコビッチは「2日間でウィリアムズ姉妹の両方に勝てるなんて、本当に信じられないことです。自分自身を誇りに思いますし、そうあることではありません。」と勝利の喜びを語った。
土曜日に予定されている決勝でヤンコビッチは、MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)とタイトルを争うこととなった。マルチネス=サンチェスは、ヤンコビッチの同胞であるA・イバノビッチ(セルビア)を6-4, 6-2おストレートで下し、決勝進出を果たしている。
世界ランク26位のマルチネス=サンチェスは、元女王で同ランク58位のイバノビッチに対し女子では珍しいサーブ&ボレーのプレースタイルを駆使すると、要所で効果的なドロップショットを決めるなどし、1時間12分で勝利を収めている。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.