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女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン(東京/有明、賞金総額200万ドル、ハード)は大会最終日の3日、シングルス決勝が行なわれ、ノーシードから勝ち上がってきたM・シャラポワ(ロシア)が、第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)に対し第1セット5-2とリードした場面でヤンコビッチが棄権、シャラポワがタイトルを獲得した。
試合は第1ゲームでヤンコビッチがいきなりのブレークに成功と好スタートを切ったが、シャラポワも負けじと第4ゲームでブレークバックに成功する一進一退の展開が序盤で繰り広げられた。
第6ゲームでもブレークに成功したシャラポワは、続く自らのサービスゲームもキープしゲームカウント5-2とリードを広げる。ここでヤンコビッチがメディカルタイムアウトを要求し、トレーナーに右腕のチェックを受けた。タイムアウトが終わりコートに戻ったヤンコビッチであったが、最初の2ポイントを失った時点で試合続行不可能と判断、そのままリタイアとなった。
思いもよらぬ形で勝利とタイトルを手に入れたシャラポワは「こんなことになって残念です。シーズンも終盤となり、多くの怪我が発生しています。イェレナがいち早く回復してくれることを祈っています。」と、不本意な形で決勝を終えることとなった対戦相手を気遣った。
2008年のアメリア・アイランド大会以来となるツアー優勝を果たしたシャラポワは、これがキャリア通算20度目のタイトル獲得とメモリアルとなっただけでなく、肩の手術から復帰後、初のツアー優勝を果たした。
優勝賞金35万ドルを手に入れたシャラポワが初めてツアータイトルを手に入れたのは、2003年のジャパン・オープンことで、会場は同じ有明コロシアムであった。また、2005年の今大会では決勝でL・ダベンポート(アメリカ)を下し、タイトルを手にしていた。
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