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男子テニスツアーのパイロット・ペン・テニス男子(アメリカ/ニュー・ヘイブン、賞金総額75万ドル、ハード)は現地時間27日に準々決勝を行い、15本のサービスエースを繰り出したS・クエリー(アメリカ)が第1シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-3, 3-6, 6-4で下し、準決勝に進出した。
クエリーはファイナルセットの4-4の場面で15-40とピンチに陥るが、そこから2本のサービスエースを含む8ポイント連取で大逆転。5-4とリードすると、第10ゲームをラブゲームでブレークに成功、勝利を収めた。
試合後、クエリーはそのピンチの場面について「数回、ゆっくり深呼吸をし、第1サーブに集中した。幸運なことに2本のサービスエースを決められた。」と話している。
アメリカ人としてA・ロディック(アメリカ)、J・ブレーク(アメリカ)に次ぐ世界ランキングで全米オープンに臨むクエリーは、第1セットの第1ゲームで2本のサービスエースを放ち、また8ポイントを連続で奪い、3-0とリードする。サーブは時速約216キロに達し、場合によっては角度を変えたり、スピンを織り交ぜながら、ダビデンコを翻弄した。第1サーブが入った場合のポイント獲得率は81%にも及んだ。
ダビデンコは「彼(クエリー)の第1サーブがよく、チャンスがなかった。」と肩を落とした。
試合中にダビデンコが右手首の故障でドクターを呼んでいた。ダビデンコは「クエリーのサービスが強烈で手首が痛くなった」と話している。
準決勝でクエリーはF・セラ(フランス)を7-5, 6-4で下したJ・アカスーソ(アルゼンチン)と対戦する。
I・アンドレエフ(ロシア)はL・メイヤー(アルゼンチン)と対戦、6-4, 6-7 (4-7), 6-3で振り切り、ベスト4進出を決めた。アンドレフは今大会で4度、ベスト8に進出したことがあるが、ベスト4入りは初めてのこと。
試合後、アンドレエフは「第2セットで2度のマッチポイントがあった。サービス権を持っていたが、試合を終わらせることができなかった。でも勝てたから、あまり考えすぎないようにしている。前進するだけさ。ファイナルセットを取れてうれしい。」と語っている。
アンドレエフは準決勝で第2シードのF・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。ベルダスコは第11シードのJ・メルツァー(オーストリア)を6-3, 6-1と一蹴しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は9万4000ドル。
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