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男子テニスツアーのメルセデス・カップ（ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は土曜日に準決勝を行い、Ｊ・シャーディ（フランス）が３２歳のベテランＮ・キーファー（ドイツ）を6-3, 7-5で倒し、見事、決勝進出を決めた。シャーディは決勝でＶ・ハネスク（ルーマニア）と対戦する。

試合後、キーファーは「彼（シャーディ）は僕のゲームをよく読んでいた。読みがよかった。」と話している。

シャーディはまたツアーで優勝経験がなく、決勝では初優勝を狙う。対戦相手のハネスクは準決勝でＦ・フォニュイーニ（イタリア）を6-3, 6-7(4-7), 6-2で振り切っている。

第４シードのハネスクは今大会で唯一残っているシード選手で、今大会では今季初めての決勝進出を決めた。ハネスクは準決勝まで好調で１セットも落としていなかったが、フォニュイーニ戦の第２セットで初めてセットを落とした。ハネスクは第２セットでストレート勝ちするチャンスがあったが、サービスキープに失敗し、フルセットの試合を余儀なくされた。

世界３３位のハネスクが最後に決勝に進出したのは、２００８年７月のスイスの大会のことで、そのときにツアー初優勝を飾っていた。ハネスクはそれ以降、優勝には恵まれておらず、今大会でツアー２勝目を狙う。

一方、世界４３位のシャーディは今季、２月のドイツの大会で準優勝している。

キーファーとシャーディは同日、金曜日に雨で延期となっていた準々決勝を戦っており、ダブルヘッダーとなっていた。キーファーは予選勝者のＬ・クボット（ポーランド）を6-2, 6-1で一蹴、シャーディはＭ・ズベレフ（ドイツ）を7-6(7-4), 6-1で下していた。

今大会の優勝賞金は７万１７００ユーロ。