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男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、賞金総額75万ユーロ、芝)は11日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)はF・セラ(フランス)に5本のマッチポイントを握られるも、5-7, 7-5, 6-1の逆転勝利を収め、ベスト8に駒を進めた。
世界ランク4位のジョコビッチはこの日、ミスが目立つ試合展開が続き、同56位のセラに第1セットを先取されると、第2セットでもゲームカウント2-5と大きなリードを許してしまう。第2セット第8ゲーム、ジョコビッチは自らのサービスゲームで3本のマッチポインをセラに与えたが、これらをボレー、サービスエース、そしてサービスウィナーで切り抜けキープに成功した。
続く2ゲームでも1本ずつのマッチポイントに直面したジョコビッチだったが、ドロップショットとサービスエースを決め5-5に追いつくと、さらに続く2ゲームを連取し、逆転で第2セットを奪取する。
第3セットに入ると、息を吹き返したジョコビッチが3度のブレークに成功、最後の12ゲームのうち11ゲームを奪う猛攻を見せ、2時間5分で逆転勝利を手に入れた。「大抵の人はやり残したことはないだろうけど、今日のレッスンは最後のショットまで諦めないことだね。」と試合後の会見でジョコビッチは語った。
さらにジョコビッチは、2005年のウィンブルドン2回戦でG・ガルシア=ロペス(スペイン)を相手に6本のマッチポイントを跳ね返し、5セットで逆転勝利した試合を引き合いに出し「あの勝利は僕にとって大きな意味があったし、今回の勝利からも何かを得られるといいね。」とコメント。ジョコビッチはその勝利でトップ100入りを果たしていた。
ジョコビッチは準々決勝で、第7シードのJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する。メルツァーは、地元勢のN・キーファー(ドイツ)を相手に第1セットを6-1で先取した直後、キーファーが腹筋痛のため棄権を申し入れ、ベスト8入りを決めた。
この他の試合では、A・ベック(ドイツ)がL・ラコ(スロバキア)を7-5, 7-6 (7-5)で下し、地元勢5人目の8強入りを果たしたほか、予選勝者のO・ロクス(ベルギー)がP・ペッツシュナー(ドイツ)を5-7, 7-5, 6-2の逆転で下し、ベスト8進出を決めている。
今大会の優勝賞金は11万5150ユーロ。
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