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今年のウィンブルドン選手権の賞金の増額が決まり、火曜日に主催者から発表があった。しかしながら、イギリス・ポンドの下落によりドル換算した場合、選手が受け取る賞金額は下がってしまうことも同時に判明した。
男女それぞれのチャンピオンは、昨年より13%多い85万ポンドを受け取ることになったが、ドル換算すると去年の優勝賞金は149万ドルに値したが、今年は124万ドルと17%も低くなってしまうことになる。
賞金総額も、アジアへの新しいテレビ放送権や、IBMとの契約延長などを受け6.2%アップしたはずだが、ドル換算では1838万ドルと去年の2346万ドルから減額となってしまう。
これはポンドがドルに対しての価値が下がってしまったことから起こることで、1年前は1ポンドが約2ドルの価値があったが、現在では1ドル45セントの価値へと下落してしまったことから起きてしまった。ほとんどの選手が賞金をポンドではなくドルとして受け取るため、選手にとっては嬉しくないニュースとなってしまった。
しかし今年から、センターコートに移動式屋根が取り付けられて開催されるなど話題が集まっており、世界的な経済危機の中にも関わらず、チケットの売れ行きは昨年より20%も増しているのも事実。
その屋根のお陰で、これまでウィンブルドンの名物でもあった雨による試合の中断がセンターコートではなくなり、試合の進行に頭を悩ませることは減ることとなる。同時に日没による試合の順延もウィンブルドン独特なものだったが、屋根が閉じられることにより、USオープンや全豪オープンのように、ナイトマッチも可能となるのではとの声も上がっている。
雨が降ろうともセンターコートで予定した試合は、その日に終わらせることを計画している今年の大会だが、ナイトマッチについて大会主催者のティム・フィリップス氏は「まだ決めていない。ウィンブルドン選手権は昼間の大会と認識している。」と、意図的なナイトマッチの開催をすることはないとしている。
昨年のR・ナダル(スペイン)とR・フェデラー(スイス)の決勝戦も、試合が終了したのが日没直前であった。118個の照明を付けた移動式屋根は、夜の試合には十分な明るさがある。
そのセンターコートの屋根を試すために5月17日にはエキシビションが行われる。地元の人気者のT・ヘンマン(英国)に復帰を表明したK・クレイステルス(ベルギー)に加え、A・アガシ(アメリカ)とS・グラフ(ドイツ)夫妻によって行われるそのエキシビションは、チケット販売からわずか5分で完売する人気と、大会前から注目が集まっている。
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