テニスの国別男女混合戦であるホップマン・カップ（オーストラリア/パース、ハード）は７日、昨年優勝国のアメリカがドイツに敗れ、通算成績０勝２敗とし、決勝進出の望みを断たれた。
第１戦でスロバキアに０－３で敗れていたアメリカチームのＭ・ショーネシー（アメリカ）とＪ・ブレーク（アメリカ）は、決勝進出のために勝利しかなかったが、ショーネシーがＳ・リシキ（ドイツ）に6-4, 0-6, 4-6の逆転で敗れると、世界ランク１０位のブレークがＮ・キーファー（ドイツ）に7-6 (7-3), 6-7 (7-9), 6-4で競り勝ったものの、最後のミックスダブルスで3-6, 6-3, 6-7 (7-9)で敗れ、２連覇の可能性が消えたとともに、グループ最下位へと転落した。
アメリカに勝利し、通算２勝０敗としたドイツは、同じく２勝０敗のスロバキアと決勝進出を懸け、８日に対戦することとなった。
この日は、ロシア対台湾の一戦も行なわれ、Ｄ・サフィーナ（ロシア）が謝淑薇（台湾）から4-6, 6-2, 7-5で逆転勝利を奪うと、サフィーナの兄であるＭ・サフィン（ロシア）がルー・イェンスン（台湾）に7-6 (8-6), 7-5で勝利、通算成績を２勝０敗とし、決勝進出に王手をかけた。
２００９年シーズンを最後に現役引退を表明していたサフィンは、大会初戦となった対イタリア戦でもＳ・ボレッリ（イタリア）からストレート勝ちを収めていた。
今月の終わりに２９歳の誕生日を迎えるサフィンは、「ここでは何の期待もしていなかった。なぜなら、２週間しか練習していなかったからね。その前は２ヶ月間もラケットに触れてもいなかった。１セット取る事すら予想していなかったから、２試合に勝つなんてボーナスみたいなものだし、ここでのパフォーマンスは信じられないよ。」とコメントを残した。
グループＢ首位に躍り出たロシアは、決勝進出を懸け、同グループ２位のフランスと対戦することとなる。
（2009年1月8日12時04分）
大坂なおみ 逆転負けで16強ならず 
