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女子テニスツアーのベル・チャレンジ（ケベック/カナダ、賞金総額１７万５０００ドル、ハード）は日曜日に決勝を行い、第１シードのＮ・ペトロワ（ロシア）が第６シードのＢ・マテック（アメリカ）を4-6, 6-4, 6-1の逆転で下し、優勝を飾った。ペトロワは今シーズン、８月のシンシナティの大会で優勝しており、今季２勝目を達成した。

今季４度目の決勝進出となったペトロワは、第１セットを4-6で落とすと、第２セットも2-4とリードを許す。しかし、そこでマテックが勝ちを意識した一方で、ペトロワは元世界３位の意地を見せ、残りの１１ゲームのうち１０ゲームを奪うと、見事、逆転優勝を飾った。

２６歳のペトロワは、今回の優勝でＷＴＡツアー８勝目をマークし、優勝賞金２万８千ドルを手にした。

一方、２３歳マテックは、この１６年続くティア３の大会で、アメリカ人として８人目の優勝者をねらったが、最後は力尽きた。昨年は、元世界女王のＬ・ダベンポート（アメリカ）が優勝していた。

マテックは今回がツアー初の決勝進出だった。４月の時点で世界ランキングは１５３位だったが、現在は４３位までジャンプアップさせている。全仏オープンで予選から勝ち上がって２回戦に進出すると、芝のバーミンガムの大会でベスト４入りし、ウィンブルドンでは４回戦進出を果たした。その後、ロサンゼルスの大会で４強入りし、トップ５０入りした。

マテックは全米後、背中の故障で休養をとっており、今大会は復帰第一戦だった。今回は惜しくも敗れたが、次回の決勝進出時は、今回の経験を生かして初タイトルを手にできるか、伸び盛りの若手に注目が集まる。