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男子テニスツアーのサンクトペテルブルク・オープン（サンクトペテルブルグ/ロシア、賞金総額１０４万９０００ドル、ハード）は２２日、シングルス１回戦残り３試合が行われ、２連覇を狙う第１シードのＡ・マレー（英国）が、Ｖ・トロイキ（セルビア）を6-3, 6-3と危なげ無く退け、順当に２回戦進出を決めた。

昨年の決勝でＦ・ベルダスコ（スペイン）を破り、タイトル獲得を果たしたマレーは、今季も好調を続け先週のマドリッドのマスターズ・シリーズでも優勝を飾っていた。「彼（トロイキ）のプレーはあまり見たことがなかったから、特に作戦を練ってはいなかったけど、サーブの調子に気を付けて、ボールのスピードに変化をつけてプレーをしたんだ。」と、マレーは試合を振り返った。２回戦ではＥ・ガルビス（ラトビア）と対戦するが、それに勝利すると、自身初のシーズン５０勝目となる。

また、第８シードのＭ・サフィン（ロシア）は、Ｓ・スタコフスキ（ウクライナ）を6-2, 6-4のストレートで破り２回戦へ進んだ。２０００年と２００１年に２連覇しているサフィンは、今大会３度目の優勝へ向け、予選を勝ち上がったＡ・ゴルベフと２回戦を行う。ゴルベフはＯ・ロクス（ベルギー）を6-1, 6-4で下しての勝ち上がり。

この日は、シングルス２回戦２試合も行われ、昨年の準優勝者で第３シードのベルダスコが、主催者推薦のＫ・レニエクスを6-1, 6-3とわずか６５分で倒し、順当にベスト８入りを果たした。昨年に続く決勝進出を目指し、Ｒ・シュトラー（ドイツ）と準々決勝で対戦する。シュトラーは、Ｄ・フルバティ（スロバキア）を6-3, 6-3のストレートで破っての勝ち上がり。

なお、この日は第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）が左手首の怪我を理由に、翌日の２回戦を待たず、棄権を申し入れ大会を後にした。そのため、予選を勝ち上がったＭ・エルヒンが、戦わずしてベスト８入りを決めた。

今大会の優勝賞金は１７万１０００ドル。