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女子テニスツアーのコモンウェルス・バンク・テニス・クラシック（インドネシア/バリ、賞金総額２２万５０００ドル、ハード）は１０日、シングルス２回戦が行われ、第１シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）は、予選勝者のＯ・サウチュック（ウクライナ）を6-1, 7-5で下し、準々決勝に進出した。

今季の春に右足を故障したハンチュコバは、怪我からは復帰したものの、その後は全米オープンでの１回戦敗退を含む、３勝６敗と精彩を欠いた成績となっている。

２５歳のハンチュコバは、現在の世界ランクは１１位ながらも、今季はベストの結果を残せているとは言いがたいシーズンを送っている。全豪オープンでベスト４に進出したとはいえ、今季はまだツアー優勝がなく、通算で１５勝１１敗、対トップ２０プレイヤーでは１勝４敗という成績となっている。

この日の試合でサウチェックは、第２セット第１０ゲーム、ハンチュコバのサービスゲームのブレークに成功し、５－４でサービングフォーセットを迎えた。しかし、ハンチュコバはすぐさまブレークバックに成功すると、続くゲームをキープし、再びブレークに成功して、決着をつけた。

試合後の会見でハンチュコバは、「彼女（サウチェック）がブレークした後、すぐにブレークバックに成功した。そのことには満足しているし、試合にも満足している。良いテストだったし、重要なポイントで上手にプレーができた。」とコメントした。

昨年の決勝でＬ・ダベンポート（アメリカ）に敗れ、準優勝に終わっていたハンチュコバは、第９シードのＳ・ポン（中国）とＹ・チャン（台湾）の２回戦の勝者と、４強入りを争うこととなる。

全米オープンでＥ・デメンティエワ（ロシア）に敗れたものの、ベスト８に進出した、第２シードのＰ・シュニーダー（スイス）は、Ｍ・ユアン（中国）を6-2, 7-5のストレートで下し、準々決勝に駒を進めている。「まだ１００％のリズムじゃない。（好成績を残した）ＵＳオープンの後に、集中力を取り戻して、大会に出るなんて本当に大変なこと。」

２００５年のゴールドコースト大会以来のツアー優勝を目指すシュニーダーは、Ｊ・クレイバス（アメリカ）を6-3, 6-7 (5-7), 6-4で破った、Ｍ・ドマホウスカ（ポーランド）と準々決勝で対戦する。

第５シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）も、この日の２回戦に登場し、Ａ・アマンムラドワ（ウズベキスタン）を6-3, 6-2で下し、８強入りを果たしており、第４シードのＮ・ペトロワ（ロシア）とＴ・ガルビン（イタリア）の２回戦の勝者と、準々決勝で対戦する。

今大会の優勝賞金は３万５０００ドル。