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ウィンブルドン大会第7日目の30日、女子シングルス4回戦に、ディフェンディングチャンピオンで第7シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と、その妹の第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)の2人が、それぞれ4回戦に臨む。
トップ16シードのうち、8人がすでに敗れ去っている女子シングルスにあって、この2人はここまでセットを失わずに勝ち進んでおり、上位陣のなかでも安定した勝ち上がりをみせている。
姉のヴィーナスは、3回戦のMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)との対戦では、時速127マイル(約203キロ)という、ウィンブルドンでの歴代最速のサーブを披露するなど、ここまで順調に勝ち進んでいる。
また、ウィンブルドンでの通算成績も54勝7敗と、他を圧倒しており、昨年だけでなく、2000年、2001年、そして2005年と今大会を制覇しているヴィーナスは、勝ち残った選手の中で最年少の18歳、A・クレイバノワ(ロシア)の挑戦を4回戦で受ける。
一方で妹のセリーナは、2002年と2003年に大会連覇を達成しており、今大会でも順調に勝ち進んできている。4回戦では、同胞のB・マテック(アメリカ)との対戦に臨む。
また、第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)と第3シードのM・シャラポワ(ロシア)がすでに敗れ去ったことで、2003年以来となる、グランドスラム決勝での姉妹対決が現実味を帯びてきたことについて、ヴィーナスは「チャンスは始めの1回戦から良かったわ。私たちがお互いに勝ち進むほど、もちろんその可能性は高くなるわ。」とコメントした。
この日は他にも、全てのシングルス4回戦が予定されており、第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)は、第14シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。両者の対戦成績は4勝1敗でクズネツォワがリードしている。
キャリア初となる4回戦進出を果たしている、第8シードのA・チャクエタゼ(ロシア)は、第18シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)とベスト8入りを懸けて対戦する。過去2回あった両者の対戦は、いずれもバイディソバが勝利を収めている。
第1シードのA・イバノビッチを3回戦で破るという、大金星を挙げた鄭潔(中国)は、第15シードのA・サバイ(ハンガリー)と対戦。両者は、これが初顔合わせとなる。
第21シードのN・ペトロワ(ロシア)は、ノーシードのA・クドリャフツェワ(ロシア)と対戦する。クドリャフツェワは2回戦で、第3シードのシャラポワを破った勢いで、初の4回戦進出を果たしている。
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