男子テニスツアーのアルトワ選手権（イギリス/ロンドン、賞金総額１１２万ドル、芝）は大会２日目の１０日、シングルス２回戦に地元期待の第６シードのＡ・マレー（英国）が登場、Ｓ・グロージャン（フランス）との対戦に臨んだが、わずか２ゲームを終えたところで、グロージャンが左足の故障のため棄権し、３回戦へ駒を進めた。
現在、世界ランク１２位のマレーは、昨年は手首の怪我のために今大会に出場しておらず、この日の勝利は２００５年の２回戦以来となった。「試合には普通に勝ったほうが良かった、なぜならそれが自信につながるからね。彼（グロージャン）が試合前にウォームアップしているのを見かけなかった。彼は全仏オープン前に肩を故障して、モンテカルロでハムストリングを痛めていた。だから、６、７週間くらいプレーしていなかったよ。だけど、棄権するほど酷いとは思わなかった。」
この日は、この他に２回戦が３試合行われ、第７シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）がＭ・チリッチ（クロアチア）を6-3, 3-6, 6-4で、第８シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）がＪ・シリアンニ（オーストラリア）を6-3, 6-2で、Ｍ・アンチッチ（クロアチア）が第９シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）を7-6 (8-6), 6-4で、それぞれ下し３回戦に進出している。
また、１回戦９試合もこの日に行われ、第１０シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がＲ・ブルームフィールド（英国）を7-6 (7-5), 6-3で下し、２回戦に進出するなどしている。
この他の試合の結果は、以下の通り。
シングルス 第一回戦
Ａ・セッピ（イタリア） (12) ○-× Ａ・クレマン（フランス）, 6-3, 4-6, 6-1
Ｎ・マウー（フランス） ○-× Ｆ・ロペス（スペイン） (14), 6-3, 6-7 (4-7), 7-6 (7-4)
Ｍ・フィッシュ（アメリカ） (15) ○-× Ｅ・ロジェ=ヴァセラン（フランス）, 6-1, 6-4
Ｏ・パシャンス（フランス） ○-× Ｓ・クエリー（アメリカ） (16), 7-5, 5-7, 6-4
Ｓ・ボレッリ（イタリア） ○-× Ｆ・ダンチェビッチ（カナダ）, 2-2, 途中棄権
Ｊ・アイズナー（アメリカ） ○-× Ｋ・アンダーセン, 7-6 (7-5), 6-4
Ｘ・マリス（ベルギー） ○-× Ｄ・エバンス, 6-1, 6-1
Ｉ・ミナール（チェコ共和国） ○-× Ｂ・レイノルズ（アメリカ）, 6-1, 7-5
今大会の優勝賞金は１３万３０００ドル。
（2008年6月11日11時03分）
19歳 ストレート勝ちで16強 
