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女子テニス協会(WTA)は27日、1983年に現役を引退したオーストラリアの名選手、E・グーラゴン=コーリー(オーストラリア)が今週、実は世界ランク1位だったことを明らかにした。
WTAは、グーラゴン=コーリーが1975年に導入されたコンピューターランキング制で公式に認定された16人目の世界ランク1位だったと発表した。1976年のバージニアスリム選手権で、当時世界1位だったC・エバート(アメリカ)に勝利した直後に世界トップになっていたと言う。
WTAはランキングの資料を整備し、これまで紛失されていた1976年4月から7月の紙資料が見つかったことで、グーラゴン=コーリーの栄誉が遅ればせながら分かった。その資料によると、グーラゴン=コーリーは1ポイント以下の差でエバートをかわして1位になっているとのこと。
エバートは1976年5月のファミリー・サークル・カップで優勝した際に、グーラゴン=コーリーが欠場していたことで再び1位に返り咲き、112週連続1位を達成している。またこの時期はランキングが2ヶ月に1回の更新だったため、グーラゴン=コーリーの女王在籍は公式にはなっていなかった。
WTA最高責任者のラリー・スコット氏は、「残念ながら早期の女子テニスの記録は完璧ではなく、ランキング自体も大会出場のためだけに使われるものとみなされていました。メディアや選手が、年末ランキングに対して、1年中のランキング変動に注目しだしたのは、1980年に入ってからのことです。」と語った。
グーラゴン=コーリーは現在56歳で、キャリア通算でツアー68勝を獲得し、四大大会7勝をおさめている。
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