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（モロッコ、カサブランカ）

ハッサン２世グランプリ（賞金総額４８万５００ドル）は金曜日に準々決勝を行い、Ａ・モンタネス（スペイン）が第１シードのＤ・フルバティ（スロバキア）を7-6 (7-5), 6-3で下し、見事準決勝進出を決めた。

２００４年２月のマルセイユの大会以来ツアー優勝から見離されているフルバティは、今大会で第２シードのＪ・アカスーソ（アルゼンチン）、第３シードのＪ・ベネトー（フランス）が早々に敗れたため、ツアー７勝目の可能性も十分期待された。
しかし初対戦のモンタネスに対し、第１セットで５－４のリードを活かせずにタイブレークに入ると競り負けし、第２セットでは逆に２－５と相手にリードを許してしまい、結局ストレート負けを喫した。
モンタネスは準決勝で同胞のＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）と顔を合わせる。

ラミレス=イダルゴは、準々決勝では試合巧者のＳ・グロージャン（フランス）を1-6, 7-5, 7-6 (7-3)のスコアで振り切った。ラミレス=イダルゴは月曜日の１回戦で第４シードのＧ・シモン（フランス）も倒していた。

フランス勢同士の対戦となった第５シードのＭ・ジケル（フランス）対ベネトー戦は、ジケルが3-6, 6-1, 6-1で勝利した。両者は初対戦で、勝ったジケルは準決勝で第８シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）と対戦する。

マチューはアカスーソを7-6 (7-5), 6-4のスコアで負かしての準決勝進出。マチューは今大会３回目の挑戦で初のベスト４入りを決めた。またマチューはこれまで３度アカスーソと対戦していたが、１度も勝利がなく、今回が初勝利だった。

今大会の優勝賞金は７万５,７６２ドル。