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（オーストリア、ポルトシャッハ）

全仏オープンに向けた最後の前哨戦となるヒポ・グループ国際（旧称：セント・ポールテン国際グランプリ、賞金総額：３８万８千６３０ドル）の火曜日には、前年度覇者でトップシードのＮ・ダビデンコ（ロシア）が登場、Ｔ・ジブ（チェコ共和国）を6-3, 6-0で一蹴し２回戦へ進出を決め、Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）やＤ・フルバティ（スロバキア）のニの前は踏まなかった。

前日の月曜日には、第２シードのヒュイットと第３シードのフルバティが共に１回戦で敗れる波乱の幕開けとなっていた。

「今週はそれぞれの試合を短く抑えて、全仏オープンへの疲れを残さないように心がけないと。今日は６０分の省エネ試合ができてよかった。」と、今大会２連覇を目指すと同時に、やはり照準は来週のローラン・ギャロスに合わせているダビデンコ。

昨年ダビデンコは決勝戦でＪ・メルツァー（オーストリア）を6-3, 2-6, 6-4で下し優勝をあげている。２回戦では予選から勝ち上がったＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）と顔を合わせる。ラミレス=イダルゴはＮ・ラペンティ（エクアドル）を4-6, 6-3, 6-3で破っての勝ち上がり。

その他シード勢では、第７シードのＬ・オルナ（ペルー）と第８シードのＧ・シモン（フランス）が１回戦を突破した。オルナはＷ・ムーディ（南アフリカ）を7-6(7-3), 6-3で、シモンは予選勝者のＴ・ポップを7-5, 6-4で下した。

その他、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）が第４シードのＤ・ツルスノフ（ロシア）を7-6(7-4), 6-2で倒す殊勲を上げ、Ｏ・マラチ（オーストリア）、Ａ・セッピ（イタリア）、Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）などが２回戦に駒を進めている。