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（アメリカ　カリフォルニア州インディアンウェルズ）

パシフィック・ライフ・オープン本戦5日目の12日は、強風に見舞われたものの2日ぶりの晴天の元、順延された試合も含め、シングルスが48試合も行われ、まさに「スーパー・サンデイ」となった。

男子部門では第1試合に登場したＲ・ナダル（スペイン）に続きＡ・アガシ（アメリカ）らの上位シード勢が既に3回戦進出を決めている中、今大会3年連覇を狙う第1シードのＲ・フェデラー（スイス）が午後に2回戦で登場した。対戦相手は2004年オリンピックの金メダリストＮ・マス（チリ）で、これまでは1-1とタイであったが、この日フェデラーは6-3, 7-6(4) で粘るマスを振り払った。
「前に負けたこともある相手なので、初戦でぶつかると分かってちょっと嫌な感じがした。でも接戦を勝ち抜けて一安心だ。」と、フェデラーにとってはまずまずの滑り出しだったようだ。

フェデラーの3回戦の相手は、同胞のＳ・ワウリンカ（スイス）を7-6(4), 7-5で下したＯ・ロクス（ベルギー）。順当に勝てば、4回戦では昨年のモンテカルロのマスター大会で敗れた相手であるＲ・ガスケ（フランス）との顔合わせとなる可能性もある。

フェデラー戦と同時並行で、長い怪我からの復帰を目指すＭ・サフィン（ロシア）とＣ・モーヤ（スペイン）の2回戦も行われ、6-7(4-7), 6-3, 6-4でサフィンが勝った。第1セットのタイブレークでは最後に4ポイント連取でセット先取したモーヤだが、第2セットでは0-3とリードを許し、以降は互いに譲らない試合展開のまま、第3セットで一度だけブレークされたのが勝敗の分かれ目となった。
サフィンは3回戦では第5シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）と顔を合わせる。両者は先週のドバイでの1回戦で初めて対戦し、サフィンが復帰戦を勝利で飾っている。

ナイトセッションでは第3シードのＡ・ロディック（アメリカ）がＪ・アカスーソ（アルゼンチン）を7-6(7-5), 6-0で下し、3回戦ではＦ・ベルダスコ（スペイン）と対戦する。

女子部門ではナイターで第3シードのＭ・シャラポワ（ロシア）が3回戦に登場し、Ｌ・レイモンド（アメリカ）を6-4, 6-0で下し、同じく第5シードのＡ・ミスキナ（ロシア）もＭ・ドマホウスカ（ポーランド）を7-5, 6-3で下した。4回戦ではそれぞれ第21シードのＳ・ペア（イスラエル）、第10シードのＤ・サフィーナ（ロシア）と対戦する。