（アメリカ、カリフォルニア州サンノゼ）
先週末のデビスカップ初戦でアメリカの勝利を演出したA・ロディックが、今週はSAPオープン（賞金総額38万ドル）で3年連続優勝を狙う。同大会14勝2敗と非常に相性の良いロディックは初戦でランキング88位のＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）と対戦する。
一方、第2シードで出場予定だったＡ・アガシ（アメリカ）は腰痛を理由に欠場を大会表明している。昨年足首を捻挫し、全豪オープンを棄権したアガシは、先々週のデルレイ・ビーチで復帰戦を飾ったものの、プレーに精彩を欠き早いラウンドで敗れ去っている。今大会での完全復帰を目指したアガシだったが残念だ結果となった。欠場に際しアガシは、「大会に参加できなくて本当に残念に思っているよ。西海岸でプレーするのを楽しみにしていたんだ。この大会には多くの良い思い出があるから、来年は必ず戻って来たいと思う。」とのコメントを寄せている。
そのアガシの欠場によって急遽出場権を得たＴ・レッテンメイヤーは、ワイルドカードのＳ・ジェンキンス（アメリカ）を7-5, 3-6, 6-3で下して、嬉しい初戦突破を決めた。この日は、両親に加えて親友も応援に駆けつけていたというレッテンメイヤーは、「昨晩10時に（出場の）電話をもらったんだ。エントリーできて本当に嬉しいよ。アガシにお礼の手紙を書かなきゃいけないね。」と勝利の喜びを語っていた。
大会初日に行われたその他の試合では、Ｂ・パウ（ドイツ）がＣ・ソールニエ（フランス）に6-4, 7-5で勝利し、2回戦で第8シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）とＢ・ウィルソンの勝者を迎え撃つ。また、地元アメリカ勢の1人、Ｖ・スペーディア（アメリカ）も6-7 (4-7), 6-4, 6-2でＳ・クエリー（アメリカ）を下して2回戦に進んでいる。
今大会の第3シードはＬ・ヒューイット（オーストラリア）で、2002年以来となる同大会の初戦ではＰ・ゴールドスタイン（アメリカ）と対戦する。
（2006年2月14日10時00分）
今季最長の死闘で世界10位撃破 
