錦織圭 ストレート勝ちで8ヵ月ぶり8強

男子テニスの横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産（日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー）は２０日、シングルス２回戦が行われ、第１シードの錦織圭が世界ランク３７４位のシン・サンフイ（韓国）に6-4, 6-1のストレートで快勝し初のベスト８進出を果たすとともに、公式戦で約８ヵ月ぶりに準々決勝に駒を進めた。

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３５歳で世界ランク１５８位の錦織は８月のシンシナティ・オープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）で初戦敗退となったのを最後に負傷の影響で欠場を続けていたが、初出場となる今大会で約３ヵ月ぶりに復帰を果たした。

今大会は１回戦で予選勝者で世界ランク７９３位の市川泰誠を下し２回戦に進んだ。

２８歳のシンとの顔合わせとなった２回戦の第１セット、錦織は先に２度のブレークに成功し幸先良く４ゲームを連取するも、その後２度のブレークバックを許しゲームカウント4-4に追いつかれる。

それでも第９ゲームで再びブレークポイントを握った錦織は、深いリターンで相手のミスを誘い３度目のブレークを奪うと、直後の第１０ゲームをキープし先行する。

続く第２セット、勢いに乗った錦織は第１ゲームでボレーでポイントを奪い、いきなりブレークに成功する。錦織はその後さらに２度のブレークを果たし、８強入りを決めた。第１セットで追いつかれる場面はあったものの、最後は快勝だった。

錦織が公式戦で準々決勝に進出するのは３月のアリゾナ・テニス・クラシック（アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー）以来、約８ヵ月ぶりとなった。

勝利した錦織は準々決勝で第８シードの内田海智と対戦する。内田は２回戦で予選勝者で世界ランク９０２位の田口涼太郎を下しての勝ち上がり。