男子テニスでダブルス世界ランク91位の柚木武は19日、現在行われている横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)の会場で取材に応じた。柚木は9月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2025(日本/東京、ハード、ATP500)でペアを組んだR・ボパンナ(インド)が現役を引退することを知っていて同大会に臨んでいたと明かした。
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27歳の柚木は現在ダブルスの世界ランキングで日本勢トップとなっており、日本代表としても活躍している。
その柚木は9月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2025に45歳で元ダブルス世界ランク1位のボパンナとのペアで出場。同大会の1回戦ではC・ルード(ノルウェー)/ J・トンプソン(オーストラリア)組を下し、柚木にとっては初となるツアー大会での白星を挙げた。
勢いに乗った柚木とボパンナは同大会で決勝に進出。決勝では惜しくも敗れたが見事準優勝を飾った。
その後は互いにペアを変えて試合に出場していたが、今月1日にボパンナが現役引退を発表。キャリアで64回ツアー大会の決勝に進出(うち優勝は38回)したボパンナにとって、柚木は最後に決勝進出を果たしたペアとなった。
柚木はこの日取材に応じ、ボパンナが引退することを知っていた上でジャパンオープンに臨んでいたことを明かした。
「(ボパンナが引退することは)知っていました。試合前から大体あと今年2、3大会くらいで終わるというのは聞いていました」
「(大会に臨むにあたって)おそらく人生で組めるのはこれがラストチャンスだっていうのがあったので、1回戦負けだろうが悔いは残したくないという気持ちでした」
「(1回戦は)負けたら終わっちゃうし、少しでも長く一緒にやりたいという気持ちもあったなかで、相手も世界のトップのルード選手と、ダブルスで何度も優勝したトンプソン選手だったので負けは覚悟しつつの戦いでした。おそらく初戦は一番緊張していました」
さらに柚木はボパンナから学んだことについても語った。
「細かいところというよりは、試合で自分の良さをどう使うのかというのがより上で戦うってなったら大事なので、そういう面で僕の武器である身体の大きい部分だったりとか、そういうところのプレッシャーをかけられると相手も嫌になってくるので、本当にそういうところのシンプルな動きだけしっかりできれば良くなるよっていうアドバイスをもらいながらジャパンオープンもやっていました」
「そこでしっかり勝つことができたのは、そういうある意味シンプルなアドバイスがあったからでした。もちろん、いろんなダブルスの読み方だったりとか、色々そういうところも教わりながらでした。かなり良い経験ができました」
ペアが引退することを知っていながらジャパンオープンに臨んでいたことを明かした柚木。大ベテランから得た金言を胸にさらなる活躍を目指す。
なお、柚木は現在行われている横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産にナム・ジソン(韓国)とのペアで第3シードとして出場しており、同日に行われた1回戦に勝利して初戦突破を果たしている。
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