男子テニスのレクサス・イーストボーン・オープン(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)は27日、シングルス準決勝が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク149位のJ・ブルックスビー(アメリカ)が第4シードのU・アンベール(フランス)を6-7 (7-9), 6-4, 6-4の逆転で下し初の決勝進出を果たした。なお、ラッキールーザーの選手が同大会で決勝に進出するのは初となった。
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24歳で元世界ランク33位のブルックスビーは2023年10月、12ヵ月間で3回のドーピング検査を欠席したとして2025年1月4日までの出場停止処分を受けたが、その後処分の軽減が認められ、出場停止期間は2024年3月3日に終了していた。
しかし、2023年に両手首の手術を受けていたブルックスビーはすぐに復帰することができず、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で約2年ぶりに公式戦に復帰。
復帰後は4月のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)で優勝を飾っている。
そのブルックスビーが同大会に出場するのは3年ぶり2度目。初出場となった2022年は初戦敗退となっていた。
ブルックスビーは今大会に予選から出場したが、予選決勝で敗退。しかし、本戦に欠場者が出たことでラッキールーザーとして本戦入りすると、1回戦で世界ランク65位のF・コメサナ(アルゼンチン)、2回戦で第8シードのN・ボルジェス(ポルトガル)、準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同170位のD・エヴァンス(イギリス)を下し4強入りした。
26歳で世界ランク20位のアンベールとの顔合わせとなった準決勝、ブルックスビーはタイブレークの末に第1セットを落としたものの、第2セットでは相手に1度のブレークを許しながらも自身は2度のブレークに成功し、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ブルックスビーは両者2度ずつブレークを奪い合い迎えた第10ゲームで3度目のブレークを奪い、ラッキールーザーとして同大会で初となる決勝進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにブルックスビーのコメントを掲載している。
「本戦出場が期待できないところからチャンスを掴むと、プレッシャーはずっと軽減されると思う。とにかく、最大限にこのチャンスを活かしたい」
「このような舞台に戻れたことは、技術面だけでなく、体力面でも大きな意味がある。このような大きな舞台で、大きな試合に出場できることは、僕にとって世界で一番嬉しいことだ。明日もまたプレーできることをとても嬉しく思っている」
勝利したブルックスビーは決勝で、第1シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準決勝で第6シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
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