「多くのグランドスラムで優勝を」

男子テニスで世界ランク３位のＣ・アルカラス（スペイン）は１１日、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）の会見に登場し、今季の目標や、ライバルである同１位のＪ・シナー（イタリア）について語った。

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２１歳のアルカラスが同大会に出場するのは２年連続４度目。最高成績は昨年の８強となっている。

四大大会４勝を誇るアルカラスは今大会で優勝すると、四大大会を全て制覇する生涯グランドスラムを史上最年少で達成することになる。アルカラスは会見でプレシーズン中にサーブの改善に取り組んだと明かした。

「プレシーズン中にできるだけ良いサーブを打つように努力した。今もまだそのことを考えている。どうやって打つかを自分に言い聞かせている。毎日どんどん良くなってきているし、どんどん調子も良くなっている。もっと良くなるにはサーブの何かを変えなければならないことは分かっていた」

また、今季の目標についても言及した。

「僕の目標はグランドスラム、マスターズ1000で優勝することだ。僕にとっては、それが世界で最も重要なトーナメント。もちろん、ランキングも目標の上位にある。（世界ランク１位の）ヤニック（シナー）にできるだけ近づき、（同２位の）ズベレフを追い抜くよう努めている。でも、僕にとって一番大事なのはグランドスラムだ。僕の主な目標はできるだけ多くのグランドスラムで優勝することだ」

また、アルカラスはライバルである２３歳のシナーと対戦する際の心構えについても語った。

「ヤニックと対戦するときは、少しだけ心構えが違う。世界最高の選手と対戦するときは、何か違うことをしなければならならない。違う準備、違う心構えなどだ。ヤニックと対戦するときは、勝ちたいならベストを尽くさなければならないとわかっている。それだけだ。ヤニックとの対戦で調子が悪ければ、９９％負けるだろう。ヤニックと対戦するときはいつもそれが頭にある」

「ヤニックがタイトルを獲得し、ランキングのトップにいるのを見ると、毎日もっと一生懸命練習しなければならなくなるのは僕にとって良いことだ。練習中は、ヤニックと対戦するために改善しなければならないことばかり考えている。彼とこれまで素晴らしいライバル関係にあり、毎日ベストを尽くすことができたのは僕にとって素晴らしいことだと思う」

アルカラスは今大会の１回戦で世界ランク７２位のＡ・シェフチェンコ（カザフスタン）と対戦する。

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