大苦戦チチパス、逆転勝ちで4強

ゲッティイメージズ
勝利したチチパス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は19日にシングルス準々決勝が行われ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク53位のF・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)を4-6, 6-3, 7-6 (10-8)の逆転で下し、2年連続4度目のベスト4進出を果たした。

>>【動画】大苦戦チチパス!激闘制しコートに倒れこむ<<

>>チチパス、ルードらバルセロナOP組合せ<<

25歳で世界ランク7位のチチパスが同大会に出場するのは6度目。過去3度の準優勝を飾っている。

前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で優勝し今大会に臨んだチチパスは、初戦の2回戦で同43位のS・オフナー(オーストリア)、3回戦で同72位のR・カルバレス バエナ(スペイン)を下し8強入りした。

迎えた準々決勝、チチパスは第1セットで2度のブレークを許し先行を許したものの、第2セットでは第6ゲームでフォアハンドのパッシングショットを決めブレークを奪い1セットオールに追いつく。

ファイナルセット、チチパスはブレークの差でリードし、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、この場面でブレークバック許したチチパスは第12ゲームで相手にマッチポイントを握られる。それでもここはしのぎ、勝負をタイブレークに持ち込む。

チチパスはこのタイブレークでも先に2度のミニブレークを奪われ2-5とリードされる苦しい展開となるも、ここから挽回。相手の2度目のマッチポイントをしのぐと、自身は3度目のマッチポイントをものにし、2時間32分激闘を制した。勝利の瞬間、チチパスはコートに倒れこみ喜びを表現した。

ロレックス・モンテカルロ・マスターズからマッチ9連勝としたチチパスは準決勝で、世界ランク59位のD・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。ラヨビッチは準々決勝で第16シードのA・フィス(フランス)を下しての勝ち上がり。

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