メド逆転勝ち「緊張しすぎ」も8強

ゲッティイメージズ
メドベージェフ(全豪OP)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は28日にシングルス2回戦が行われ、前年王者で第1シードのD・メドベージェフが世界ランク48位のL・ソネゴ(イタリア)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、2年連続2度目のベスト8進出を果たした。試合後、メドベージェフは「緊張しすぎた」と語った。

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世界ランク4位のメドベージェフが同大会に出場するのは2年連続4度目。昨年は決勝でA・ルブレフを破り優勝を果たした。

メドベージェフは今シーズン、先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾ったものの、その後は右脚の負傷により出場を予定していた2大会を欠場。約1ヵ月ぶりの実戦となった今大会の1回戦では、同47位のA・シェフチェンコ(カザフスタン)をストレートで下し2回戦に駒を進めた。

2回戦の第1セット、メドベージェフはリターンゲームで1度ブレークに成功したものの、サービスゲームでは3本のダブルフォルトを犯すなどポイント獲得率が52パーセントに留まり、ソネゴに2度のブレークを奪われ先行される。

それでも第2セット、メドベージェフはサービス時のポイント獲得率を83パーセントまで向上させ相手にブレークポイントを与えず、自身は第8ゲームでブレークに成功し1セットオールに追いつく。

ファイナルセットも、サービス時のポイント獲得率80パーセントとプレーの質を維持したメドベージェフはブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークを果たし、2時間で8強入りを決めた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには試合後のメドベージェフのコメントが掲載されている。

「コートに出たけど気分が良くなかった。僕にとっては珍しいことだけど、緊張しすぎたし、とてもきつかった。ミスも多くて緊張していた」

「落ち着くまでに1セットかかることもある。そして最初のセットでやったことを続けてもうまくいかない。もっと冷静になるために、僕はただ変わらなければならなかった。そしてそれがうまくいかなければ彼(ソネゴ)の日になっていた。でもそれがうまくいったよ」

勝利したメドベージェフは準々決勝で第8シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは2回戦で同87位のJ・メンシーク(チェコ)が第2セット途中で棄権したことで準々決勝に進んだ。

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