ダニエル「手応えある試合」

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全仏OPで初戦突破を決めたダニエル太郎
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日に男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク112位のダニエル太郎が同77位のC・オコネル(オーストラリア)を6-0, 6-2, 6-4のストレートで破り、2017年以来6年ぶり3度目の初戦突破を果たした。試合後の会見では「手応えがある試合だった」と振り返った。

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30歳のダニエルが全仏オープンに出場するのは予選を含め、今年が10年連続10度目。最高成績は2016年と2017年の2回戦進出となっている。昨年は1回戦で、当時世界ランク209位のG・バレール(フランス)にフルセットの末敗れた。

今大会の1回戦、第1セットでオコネルは11本のアンフォースドエラーを犯しミスを重ねる。一方のダニエルは積極的な攻撃を見せ、このセットを1ゲームも落とさずにわずか22分で先行する。

続く第2セットでもダニエルの勢いは衰えず、第1ゲームでブレークに成功。その後チェンジコートの際に左脇腹付近の治療を繰り返し受けたオコネルに対し、ダニエルは第4ゲームから3ゲームを連取するなどし2セットアップとする。

迎えた第3セット、第2ゲームで3度のブレークポイントを凌いだダニエルは直後の第3ゲームをラブゲームでブレーク。第4ゲームではこの試合初のブレークを許すもダニエルは第9ゲームで2度目のブレークに成功。このリードを守り切り1時間49分で勝利した。

試合後の会見でダニエルは「特に第1・第2セットは自分でもびっくりするくらいのウイナーを何回か打てました。第3セットでは相手が振り切って打ち始めた時にビビらずできましたし、今回課題にしていたことを全うできたと思います。手応えの残る試合でした」と語った。

勝利したダニエルは2回戦で、第1シードのC・アルカラス(スペイン)と予選勝者で世界ランク159位のF・コボッリ(イタリア)(イタリア)の勝者と対戦する。

2021年のオエイラス・オープン(ポルトガル/オエイラス、レッドクレー、ATPチャレンジャー)の準決勝で、当時世界ランク114位のアルカラスと対戦していたダニエルは2回戦で顔を合わせる可能性のある同選手について次のように述べている。

「2年前のあの大会で彼がトップ100を決めましたが、今は世界1位です。すごい早いなと思います。その時から彼も成長していますが、僕も同じく成長しています。何かできるチャンスがあると思いながら(試合に)入らないといけないです」

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