4時間の死闘の末敗れる

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敗れたイズナー
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日に男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク90位のJ・イズナー(アメリカ)が同80位のN・ボルジェス(ポルトガル)に4-6, 7-5, 6-7 (3-7), 6-4, 6-7 (9-11)のフルセットで敗れ、3時間58分の死闘の末に4年連続の初戦突破を逃した。

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38歳のイズナーが全仏オープン本戦に出場するのは4年連続14度目。最高成績は2014年・2016年・2018年の4回戦進出となっている。また、2012年の全仏オープン2回戦では当時世界ランク261位のP・H・マチュー(フランス)に5時間41分の死闘の末7-6 (7-2), 4-6, 4-6, 6-3, 16-18で敗れた経験を持つ。

今大会の1回戦、イズナーは第1セットの第3ゲームでこのセット唯一のブレークポイントをボルジェスにものにされ先行される。

続く第2セット、両者キープを続けたが終盤の第12ゲームでイズナーがこの日初めてのブレークに成功。1セットオールに追いつく。

第3セット、イズナーが第10ゲームで2度のセットポイントを逃すとこのセットはタイブレークに突入。タイブレークではボルジェスが3度のミニブレークを果たしセットカウント2-1とリードする。

それでも第4セットでイズナーは第3ゲームで先にブレークに成功すると、このセットでは18本のウィナーを決め、勝負をファイナルセットに持ち込む。

迎えたファイナルセット、両者1度ずつのブレークを果たすとゲームカウントは6-6に。昨年から全仏オープンではファイナルセットにタイブレークが導入されており、6-6になった場合は10ポイントマッチのタイブレークによって勝敗が決する。

この試合のタイブレークは9-9までもつれたものの、最後はボルジェスにこのタイブレーク3度目のマッチポイントをものにされ、3時間58分でイズナーは敗れた。試合を通してイズナーは38本のサービスエースと85本のウィナーを奪ったが及ばなかった。

勝利したボルジェスは2回戦で第32シードのB・ミラリェス(スペイン)と世界ランク95位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)の勝者と対戦する。

同日の1回戦では第5シードのS・チチパス(ギリシャ)や、第24シードのS・コルダ(アメリカ)らが2回戦に駒を進めている。

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