昨年覇者コキナキスが4強

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タナシ・コキナキス
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男子テニスのアデレード国際2(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は12日にシングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している同大会の昨年覇者T・コキナキス(オーストラリア)が第6シードのM・キツマノビッチ(セルビア)を6-3, 6-7(4-7), 6-1のフルセットで破り、ベスト4進出を決めた。

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コキナキスは昨年の同大会にワイルドカードで出場すると、そのチャンスを活かしてキャリア初優勝を飾った。

今大会、1回戦で同じくワイルドカードで出場した同113位のA・ポピリン(オーストラリア)を6-0, 6-7(5-7), 7-5のフルセットで破ると2回戦で第1シードのA・ルブレフを6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、準々決勝進出を決めた。

初顔合わせとなったこの試合、コキナキスは試合開始から3ゲームを連取するとこのリードを守って第1セットを先取するも第2セットはタイブレークにもつれ、キツマノビッチが挽回する。

迎えたファイナルセット、コキナキスは第2ゲームでブレークを奪うと、約15分に及んだ第6ゲームで再びブレークに成功。サービングフォーザマッチの第7ゲームでは、15-0からサービスエース3本で勝利を掴んだ。コキナキスはこの試合、計22本のサービスエースを決めた。

試合後の記者会見でコキナキスは試合を振り返り、「簡単にはいかないと思っていたよ」と語った。

「キツマノビッチはとんでもない選手だ。良いサーブを打つこと、ビッグプレーをすること、そしてチャンスをものにすることが必要だと分かっていたから、それらを実行してうまくいったね」

「第3セットの序盤でいくつか重要なゲームがあったけど、幸運にもそれを乗り切ることができたし、終盤には本当に良いテニスができるようになったよ」

コキナキスは13日に行われる準決勝で、第4シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは準々決勝で第7シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3, 6-2で破っての勝ち上がり。両者は今回が初顔合わせとなる。

またもう一方の準決勝では、世界ランク40位のJ・ドレイパー(イギリス)とラッキールーザーのクォン・スンウ(韓国)が対戦する。

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(2023年1月13日9時27分)
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