敗戦ショック「頭の中グルグル」

ゲッティイメージズ
ダブルスに出場したフォニーニとベレッティーニ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク55位のF・フォニーニ(イタリア)が29日にインスタグラムを更新し、26日に行われた国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)準決勝の「カナダvsイタリア」の一戦を振り返った。

イタリアはJ・シナー(イタリア)らを欠きながらもL・ムセッティ(イタリア)L・ソネゴ(イタリア)、そしてS・ボレッリ(イタリア)とフォニーニのダブルスの活躍により4強入り。準決勝ではF・オジェ アリアシム(カナダ)D・シャポバロフ(カナダ)ら擁するカナダに先勝するも、ムセッティのシングルス、そしてダブルスでは負傷から復帰し強行出場となったM・ベレッティーニ(イタリア)とフォニーニのペアがオジェ アリアシム/ V・ポスピシル(カナダ)組に6-7 (2-7), 5-7のストレートで敗れ力尽きた。

イタリアは1976年以来46年ぶり2度目のデビスカップ制覇を目標に掲げていたが、4強で敗れることとなった。

フォニーニはインスタグラムで敗戦のショックをつづっている。

「敗戦から数日経ち、頭の中をグルグルと回っていた様々な思いを整理することができた。というのも、サラダボウル(デビスカップトロフィーの別称)を持ち上げるという目標がここまで現実的になったことはなかったから。今年はこの敗北を消化するのに苦労したよ」

「この美しいファイナルをプレーする機会を『指の間からすり抜けていく』瞬間を見てしまったから、残念でならない。とても残念だ。年月が経てばチャンスもあるかな…」

「あまり良いとは言えない1年が終わり、大きな成果もなく終わってしまった。運が悪かったのか、けがのせいも少しあり、まだ表現できると思うレベルでプレーできなかったことが大きい。今は数日間の休みを取って充電し、今年のプレーのアキレス腱だった体力の向上を目指し冬のトレーニングに挑んでいる」

「僕を応援してくれたすべての人に、もう1度『ありがとう』と言いたい。このような時代、暗くて大変な時に、あなたがそばにいて、あなたの声を聞くことができたのは、とても楽しいことだった。世界で最も美しい色たちをまだ守れるという希望と願望、そして最終的な結果がどうであれ、国旗を守る覚悟ある自覚を持っていたい。また会おう」

デビスカップファイナルズは27日、イタリアを下したカナダが、決勝でオーストラリアを下し大会初優勝を飾って幕を閉じた。

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(2022年11月30日7時34分)
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