パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、テニス競技の男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
C・アルカラス(スペイン)が第13シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1, 6-1のストレートで破り、テニス競技が復帰した1988年のソウルオリンピック以降ではシングルス史上最年少での決勝進出。銀メダル以上の獲得を確定させた。試合後アルカラスは「金メダルという目標を達成したい」と語った。
>>ジョコビッチvsムセッティ 1ポイント速報<<>>シフィオンテクvsカロリーナ・シュミドロバ 1ポイント速報<<>>【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー<<世界ランク3位で21歳のアルカラスがオリンピックに出場するのは今回が初。今大会は1回戦で世界ランク274位のH・ハビブ(レバノン)、2回戦で同28位の
T・フリークスポール(オランダ)、3回戦で同66位の
R・サフィウリン、準々決勝で第9シードの
T・ポール(アメリカ)を下し4強入りした。
そして準決勝、23本のアンフォーストエラーを犯すオジェ アリアシムに対しアルカラスは5度のブレークに成功。自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを与えない安定したプレーを披露し、1時間15分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載した。
「昨日は彼(オジェ アリアシム)にとって本当に厳しい一日だったと言わざるを得ない。シングルスは本当にタフだったと思うし、混合ダブルスもプレーした。試合終了時間は遅かったので休むのが難しかっただろう。だから、体力的にベストのテニスができなかったと思う。自分のパフォーマンスには本当に満足している。おそらく今大会で最高のパフォーマンスの1つだった。本当に満足しているし、このまま調子を上げて決勝でもっと良いプレーができればと思う」
勝利したアルカラスは金メダルをかけて、決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第11シードの
L・ムセッティ(イタリア)のどちらかと対戦する。
決勝へ向けてアルカラスは「人生、キャリアにおいて本当に特別な瞬間になるだろう。だからこの瞬間を楽しもうと思う。難しい試合になるだろうけど、特別な試合にもなるだろうね。自分に集中して他の人たちの声に耳を傾けないようにする。100パーセント、ベストのテニスをしたいし、金メダルという目標を達成したい」と述べた。
スペイン人で決勝に進出するのは1992年のJ・アレッセ(スペイン)、1996年の
S・ブルゲラ(スペイン)、2008年の
R・ナダル(スペイン)に次ぐ4人目。さらに金メダル獲得となればナダルに続き同一シーズンに全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、オリンピックを制した2人目の選手となる。
※記録に一部誤りがありました。
訂正しお詫びいたします。(2024/8/3/00:10)
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