テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間13日(現地12日)、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第25シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-4, 7-6 (7-2), 6-4のストレートで破り、同大会で10度目、四大大会では37度目の決勝進出を果たした。
>>ジョコビッチvsアルカラス 決勝戦 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン女子決勝 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスらウィンブルドン組合せ<<37歳で世界ランク2位のジョコビッチは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権すると、その後手術を敢行。
過去7度の優勝を誇るウィンブルドンへの出場は危ぶまれていたが参戦を決めると1回戦で世界ランク123位のV・コプリバ(チェコ)、2回戦で世界ランク277位のJ・ファーンリー(イギリス)、3回戦で同47位の
A・ポピリン(オーストラリア)、4回戦で第15シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し8強入り。
準々決勝では第9シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦予定だったが、試合前にデ ミノーが負傷により棄権したためベスト4進出を決めた。
22歳で世界ランク25位のムセッティとの顔合わせとなった準決勝、ジョコビッチはファーストサービス時に75パーセントの確率でポイントを獲得。ムセッティに2度のブレークは許したものの、自身は持ち味のリターンを活かし4度のブレークに成功。2時間48分で決勝に駒を進めた。
ジョコビッチが四大大会の決勝に進出するのは、これが自身の最多記録をさらに更新する37度目。ジョコビッチはこれまで四大大会に75回出場しているため、約2回に1回は決勝に進出していることになる。
ウィンブルドンでは2018年から6大会連続(2020年は大会中止)で決勝に進出しているが、35歳を超えてから同大会で3度決勝に進出したのはジョコビッチが史上初となった。
試合後のオンコートインタビューでジョコビッチは喜びを語った。
「この話は何度もしているがウィンブルドンでプレーして優勝することは、僕にとって子供の頃からの夢だった。セルビアの7歳の少年だった僕は、爆弾が頭上を飛ぶのを見ながら世界で最も偉大なコート、ウィンブルドンのセンターコートに立つことを夢見ていたんだ」
「また決勝に進出できてとても満足しているし興奮している。ここで止まりたくはない。日曜日にはトロフィーを手にしたい」
ジョコビッチは優勝をかけ、昨年決勝で敗れた21歳の
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。
「彼(アルカラス)はこのスポーツでこれまで見てきた中で最も偉大な21歳の一人だ。間違いなく今後も彼を多く目にすることになるだろう。彼はさらに多くのグランドスラム大会で優勝するだろうね。できれば、今回ではないといいけど(笑)」
「彼は完璧な選手だ。(決勝が行われる)日曜日に彼を倒すには、全力を尽くさなければならない」
リベンジに燃える37歳のジョコビッチは、果たしてトロフィーを手にできるか。注目の男子シングルス決勝は現地14日に行われる。
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