男子プロテニス協会のATP公式サイトスペイン語版は8日、元世界ランク1位で現在世界ランク3位の
C・アルカラス(スペイン)のコーチを務める
J・C・フェレーロ(スペイン)のインタビューを掲載。教え子であるアルカラスが全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で決勝に進出したことや、今後の可能性などを語っている。
>>ズベレフvsアルカラス 1ポイント速報<<>>ジョコビッチら全仏OP組合せ<<アルカラスは現地7日に行われた準決勝で第2シードの
J・シナー(イタリア)をフルセットで撃破。9日の決勝では第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。
フェレーロは現在21歳のアルカラスがジュニア選手時代(15歳時)からコーチとして帯同。2022年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初制覇、そして2023年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)優勝も支えた。
自身も2003年の全仏オープンで優勝を飾っており、今回は愛弟子もそのタイトルまであと1勝に迫るなか、ATPのインタビューに答えた。
「選手の成長は決して止まってはいけないんだ。世界最高の選手でさえ、努力し、向上し続ける必要性を持っている。そうでなければ、単調で退屈になり、上達するために必要なモチベーションを持って練習することができないからね」
「15歳、16歳、17歳の頃ほど気を張る必要がないのは事実だよ。今、彼は何かを成し遂げ、必要な経験を積んでいる選手だからね。僕らの関係も変わっていない。とても親密な関係で、1日のうちでもその時々によって変わることもある。純粋にコーチであるときもあれば、友人であるときもあるんだ」
「最近の子どもたちは、年を取るにつれて、『イエス』と言うのが難しくなっている。それはゆっくりとした成熟の過程であり、年月が経てば自然と身につくものだと思う。そして21歳、その年齢で成熟している人はあまりいない。テニスをやっていれば、もっと早く成熟するのは明らかだとは思うが、彼はまだ若い。まだ道半ばだと思うんだ」
「僕らチームには多くの経験があり、自分たちが何をしているのかをよく知っている。そのことがチームの団結力を高め、(アルカラスとチーム)互いの仕事を理解する上でよりシンプルなものにしていると思っている」
アルカラスとズベレフの全仏オープン決勝は日本時間9日の21時30分(現地14時30分)以降に開始予定。
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