女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク173位の
大坂なおみが第19シードで同20位の
M・コスチュク(ウクライナ)を6-3, 6-2のストレートで破り、2019年以来5年ぶり2度目の3回戦進出を果たした。
>>大坂 なおみvsコスチュク 1ポイント速報・結果<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<>>西岡 良仁、ジョコビッチ、ナダルらBNLイタリア国際組合せ<<26歳の大坂は先月、約2年ぶりにクレーコート大会に参戦するもオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250)では初戦敗退。前週のムチュア・マドリッド・オープンでは1回戦で
G・ミネン(ベルギー)を下し初戦突破を果たすも2回戦で
L・サムソノヴァに敗れた。
そして今大会にはスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用して出場。3年ぶり5度目の参戦であり、最高成績は2019年の8強となっている大坂は1回戦で世界ランク45位の
C・ブレル(フランス)をストレートで下し初戦突破を決めた。
そして2回戦、開始から強烈なショットで攻め立てる大坂はサービスゲームが安定しないコスチュクから2度のブレークに成功しゲームカウント4-0とリード。第5ゲームで1度ブレークを返されるも、その後はサービスキープを続けサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし第1セットを先取する。
続く第2セット、勢いに乗る大坂は第3ゲームでブレークに成功。しかし、第5ゲーム、大坂がブレークポイントを握った場面で雨により一時中断。約1時間半が経過し再開するとこのゲームでブレークを奪いゲームカウント4-1とリード。第6ゲームで1度ブレークを返されるも第7ゲームで3度目のブレークを果たし、1時間11分で勝利した。
なお、大坂がクレー大会でトップ20に勝利するのは今回が初となった。
勝利した大坂は3回戦で第10シードの
D・カサトキナと対戦する。カサトキナは2回戦で世界ランク65位の
T・マリア(ドイツ)を7-5, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
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