男子テニスのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)は21日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
J・シュトルフ(ドイツ)が第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)を7-5, 6-3のストレートで破り、ツアー大会シングルスでキャリア初優勝を飾った。男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシュトルフのロングインタビューを掲載した。
>>シナー、アルカラス、西岡 良仁、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ<<>>大坂 なおみ、日比野 菜緒、シフィオンテクらマドリッドOP組合せ<<25日には34歳を迎えるシュトルフは今大会、初戦の2回戦で
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、準々決勝で第5シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、準決勝で第2シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し決勝に進出。そして決勝ではフリッツを下し、シングルスでツアー初優勝を飾った。
また、33歳11ヵ月でのツアー初優勝は史上3番目の年長記録となった。
Q. ATPツアー初優勝の意味は?
「とても大きな意味がある。僕は33歳だけど本当に信じられない気持ちだ。とても嬉しいのと同時に、ついに初タイトルを獲得できて胸のつかえがとれたよ」
Q. 33歳で最高のテニスをしていることについて
「僕はまだ仕事を続けていて、決して諦めないことを示しているので、とても幸せだよ。33歳になってもいいテニスができるのは、チーム、フィットネスコーチ、フィジオのおかげで、テニスのコーチたちと同じく多大な努力をしてもらっていることに感謝している」
Q. 母国で偉業を達成したことについて
「まず第一にタイトルを獲得し、それをドイツで達成できたのはとても特別なことだ。(決勝に進出し準優勝だった)2021年のこの大会は観客がいなかった。昨年のシュトゥットガルトは、ティアフォーとの第3セットタイブレークの信じられないような戦いだった。だからこれは僕にとってとても特別なことだよ」
Q. あなたのキャリアにおいて、重要な存在は?
「まず第一に、僕の両親は両方ともテニスコーチだ。僕が幼い頃、彼らは僕をテニスに連れて行ってくれた。信じられない気持ちだよ。シングルスの後はあまり時間がなかったから、まだ話してないんだ。(チームの)カールステン、マーヴィン、ウーヴェ、彼らも僕と一緒に一生懸命働いてくれたし、僕の昔のコーチや家族も感謝しているよ」
Q. コート上で両親から学んだことは?
「彼らは常に、楽しんで、一生懸命努力し、決して諦めるなと言っていた。両親は僕にそれほどプレッシャーをかけなかった。彼らは『やるなら本気でやりなさい』とだけ言ってくれたよ」
Q. 憧れは
P・サンプラス(アメリカ)だそうですが、影響を受けたことは?
「彼はサーブ&ボレーをたくさんしていた。僕もこのプレーが好きなんだ。彼は非常に攻撃的なゲームスタイルを持っていた。僕が彼を(憧れに)選んだのは、父が彼を大好きだったからで、当時まだハノーファーでATPファイナルズが開催されていた頃、実際に彼のプレーを観たからだ。彼はただ尊敬すべき偉大なテニス選手だった」
Q. 怪我など苦しい時間を乗り越え学んだことは?
「僕はまだ努力しなければならない。そして決して諦めなければ、夢に到達することは可能だ。これはとても重要な教訓であり鍵なんだ。そして、自分の周りにいる人たちを信頼すること。僕を助けてくれた医師たち、特にフィットネスコーチと理学療法士に対しては100パーセントの信頼を置いている。彼らは常に僕のために寄り添い、僕が健康になるために一生懸命働いてくれた」
Q. テニス以外の趣味は?
「サッカーだよ。ボルシア・ドルトムントの試合があるんだ。スコアを見ていないので、すぐに確認しなきゃ!」
「あとはテレビ番組を見るのも好きだね。サッカーなどスポーツ全般好きで、大ファンだ。他のスポーツイベントを見るのも好きだよ。それとコーヒー!」
Q. この節目の瞬間をどうお祝いするか
「今は少し時間がある。どうするかな。家族はもうすぐ出発してしまう。少し会って、ランチに行ったり、簡単な夕食を食べたり、明日はおいしい朝食を食べたりするかもしれない。分からないよ」
「テニスはとても早く、すぐに次の試合がある。このことを実感するのには少し時間が必要だろう。だから僕は少しの間、今をただ楽しんで、それからまた集中することにするよ」
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