男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
J・シナー(イタリア)が第32シードの
J・レヘチカ(チェコ)を6-3,6-3のストレートで破り、2年連続のベスト4進出を果たした。試合後の会見ではシナーはビッグ3や4との比較に「彼らが長年見せてきたものはレベルが違う」と明かした。
>>アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテク、ガウフらBNPパリバOP組合せ<<22歳で世界ランク3位のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初タイトルを獲得。勢いそのままに先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)でも優勝し今大会を迎えた。
BNPパリバ・オープンでは昨年記録したベスト4が最高成績。今大会は初戦の2回戦で世界ランク99位の
T・コキナキス(オーストラリア)、3回戦で第25シードの
J・シュトルフ(ドイツ)、4回戦で第16シードの
B・シェルトン(アメリカ)を下し8強入り。14日に行われた準々決勝でレヘチカを下し開幕からマッチ16連勝を記録した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載。
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・ナダル(スペイン)、
R・フェデラー(スイス)らBIG3、
A・マレー(イギリス)を含めたBIG4らとの比較について次のように語った。
「(2011年にジョコビッチが41連勝した時)僕は10歳だった。正直に言うとその時はテニスに興味がなかった。スキーのほうがずっと好きだったし、サッカーをしていたよ。今、記録に並んでいるのは知っているけど、BIG3やBIG4と比較することはできない。彼らが長年見せてきたものはレベルが違うんだ」
好調を維持するシナーは今季開幕からマッチ16連勝中。1990年にATPツアーが創設されて以降では歴代5番目の記録であり、昨年のジョコビッチと1995年の
A・アガシ(アメリカ)を抜き、2006年のフェデラーに並んでいる。
仮にBNPパリバ・オープンでトロフィーを掲げると
P・サンプラス(アメリカ)が1997年に記録した17連勝、ジョコビッチが2013年に記録した17連勝、フェデラーが2006年に記録した16連勝と2018年に記録した17連勝を上回り、18連勝で歴代4番目となる。
【開幕からのマッチ連勝 歴代の記録】
41:ジョコビッチ(2011年)
26:ジョコビッチ(2020年)
20:ナダル(2022年)
17:ジョコビッチ(2013年)、フェデラー(2018年)、サンプラス(1997年)
16:フェデラー(2006年)、シナー(2024年)
15:アガシ(1995年)、ジョコビッチ(2023年)
なお、BNPパリバ・オープン準決勝、シナーは第2シードの
C・アルカラス(スペイン)と激突する。
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