男子テニスで元世界ランク14位の
I・カルロビッチ(クロアチア)は21日にX(旧ツイッター)を更新し、正式に現役引退を表明した。
>>西岡 良仁vsズベレフ 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、ズべレフらミフェル・テニスOP組合せ<<現在44歳のカルロビッチは身長211cm、体重104kgと男子テニス界で大柄の体格から繰り出される強烈なサーブを武器に活躍。キャリア通算サービスエース数は13,728本を記録しており、14,481本の
J・イズナー(アメリカ)に次ぐ歴代2位の記録を保持している。
さらに2008年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)では当時世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)を下すなどし4強入り。同月18日付のATP世界ランキングではキャリアハイとなる14位を記録した。また、ツアー大会を8度制しており、2016年6月のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)が最後のトロフィーとなった。
2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)予選決勝で敗れて以降、公式戦に出場していなかったカルロビッチは今回SNSを更新し現役生活に幕を下ろすことを明かした。
「親愛なるファンと友人の皆様。僕がしばらく大会に出場していないことに気づいている人もいると思うけど、今でも毎日のようにいつツアーに復帰するのかと聞かれる。残念だけど、この投稿で正式に引退を表明したいと思う」
「僕はテニス選手としては異例ともいえる極めて地味なスタートから型破りで長いキャリアを歩んできた。僕が育った80年代と90年代のクロアチアは今とは全く違う国だったけど、僕が成し遂げたことをとても誇りに思っている」
「僕のテニス選手としての成長に関わり、貢献してくれた全てのコーチや人々に感謝したい。彼らがいなければ、この幸運な旅は実現しなかっただろう。家族は多大なサポートをしてくれたし、僕は彼らをとても愛している。これからも家族とともに、僕らにとって大切なこと、僕らを満たしてくれることに時間を費やしていきたい」
「そして長年にわたってファンやサポーターでいてくれた皆さん、僕の旅の一部となってくれてありがとう。皆さんを愛しているし、また会えることを楽しみにしている。僕はこれからもテニスに寄り添い、自分の知識やツアーでの素晴らしい経験を新しい世代のテニスプレーヤーたちと分かち合うよう努めるつもりだ。方向は変わるが旅は続いていく」
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