HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスの世界ツアーを統括するATPが、2008年のサーブに関わるデータを集計した結果、世界ランク26位のI・カルロビッチ(クロアチア)が2年連続でサービスエース王になっていたことが分かった。
身長2メートル8センチと長身を誇るカルロビッチは、今季54試合を行い、奪ったサービスエースの数は実に961本。これは1試合平均にすると17.8本となり、およそ4ゲーム近くをサービスエースだけで奪った計算になる。1試合での最高記録は、全米オープンの2回戦でF・セラ(フランス)を相手に42本のエースを量産した試合で、3セットマッチに限定すると、現世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)から、35本のエースを奪った試合が最高となる。
ATPはサービスゲームに関する6つの項目でデータを収集しており、その内の4項目でカルロビッチはベスト10に入った。サービスエースの数と、ファーストサーブでのポイント勝利数で1位、サービスゲームのキープ数で2位、そしてファーストサーブの確率で8位という結果だった。
また興味深い記録として、カルロビッチがモンテカルロのマスターズに出場した際、G・モンフィス(フランス)を相手に1本のサービスエースを記録することなく敗れ去っていた。
今季の記録である、1試合平均17.8本は、カルロビッチにとって2003年以来となる低水準な記録で、そのシーズンは1試合平均17.6本のサービスエースとなっている。また昨年は、64試合で平均20.6本のサービスエースを記録し、1991年以来4人目となる1シーズン1000本以上のサービスエースを記録した選手となっていた。昨年の記録1318本は、同じクロアチアの先輩であるG・イバニセビッチ(クロアチア)が1996年に記録した1477本に次ぐもの。
サービスエース数の第2位は、世界ランク8位のA・ロディック(アメリカ)で、62試合で889本のエースを記録した。そのロディックは、2004年には1017本のエースを記録しており、2005年には912本のエースを放っていた。
第3位には世界ランク2位のR・フェデラー(スイス)が、80試合で695本のサービスエースで名を連ねた。フェデラーの今季の1試合での最高記録は、年初の全豪オープンでJ・ティプサレビッチ(セルビア)を相手に39本のエースを記録した試合となっている。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.