男子テニスのフォルコンブリッジカップ(スペイン/バレンシア、レッドクレー、ATPチャレンジャー)は21日にシングルス1回戦が行われ、今大会での現役引退を表明している元世界ランク32位の
P・アンドゥハル(スペイン)は世界ランク514位の
M・ランダルーセ(スペイン)(スペイン)に3-6, 2-6で敗れ、現役生活最後の試合を終えた。
>>綿貫 陽介、清水 悠太ら横浜慶應CH組合せ<<37歳のアンドゥハルはツアー通算4勝を記録。2015年には世界ランキングでキャリアハイとなる32位を記録した。
2016年には右肘の手術を受けツアーを離脱するなど苦しんだものの、復活を果たし2021年のゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)2回戦では
R・フェデラー(スイス)を破る金星を挙げた。
今季での引退を発表していたアンドゥハルは4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)がツアー大会最後の本戦出場となり、この試合後には表彰式が行われコメントを残した。
「僕はとても幸せな気持ちで旅立てる。いま、僕は空っぽで、できることは何もないんだ。昨年から、僕の頭の中では『もうやめろ』と言っていて、他に優先すべきことがあったんだ。2018年にけがから復帰したときは、大きな努力をしたし、それを実感した。年上のプレーヤーがいて、彼らがまだ素晴らしいレベルでプレーしている。僕はもうかなり年をとってしまった。でも、37歳で素晴らしいテニスができるとは思っていなかったよ」
「バレンシアで開催されるATPチャレンジャーで、最後の試合をしたい。それが本当のお別れになる」
そして今回、現役最後の大会しに出場したアンドゥハルは1回戦で同じスペインの17歳アンダルーセに敗れ現役生活の幕を閉じた。
試合後には同胞の
R・ナダル(スペイン)も自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新し「パブロ(アンドゥハル)またね。あなたのキャリアを祝福します。そして、家族とともにこれからの人生を楽しんでください」とアンドゥハルを労った。
なお、ナダルとアンドゥハルは過去4度対戦しており全てナダルが勝利している。特に2014年のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)ではナダルがファイナルセットのゲームカウント1-5の0-40から大逆転勝利を収め、アンドゥハルは6-2, 3-6, 6-7 (10-12)のフルセットで惜しくも敗れた。
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