男子テニスのモゼール・オープン(フランス/メス、ハード、ATP250)は9日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク147位の
F・フォニーニ(イタリア)が第6シードの
L・ソネゴ(イタリア)を6-1, 6-2のストレートで破り、2022年4月のセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)以来 約1年6ヵ月ぶりのツアーベスト4進出を果たした。
>>ダニエルら松山チャレンジャー組み合わせ<<>>ダニエル 太郎 準々決勝1ポイント速報<<36歳のフォニーニは2019年4月にロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」を初制覇し、同年7月に自己最高となる世界ランク9位を記録。しかし、2020年にはコロナ禍において両足首を手術し、一時ランキングを大きく落とした。
今シーズンはチャレンジャー大会を中心に四大大会の予選などに出場して、徐々にランキングを上げている段階で、今大会はワイルドカードで出場。1回戦で世界ランク74位の
T・セイボスワイルド(ブラジル)、2回戦で第5シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を下し8強入りしていた。
準々決勝、イタリアの同胞対決となったこの日はファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。ソネゴに1度もブレークを許すことのないプレーを披露すると、リターンゲームでは6度のブレークポイントを創出し4度のブレークに成功して1時間16分で快勝した。
優勝した2019年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ以来 約4年7ヵ月ぶりのツアー制覇まであと2勝となったフォニーニは準決勝で第4シードの
U・アンベール(フランス)と対戦する。アンベールは準々決勝で予選から出場したH・マヨ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク63位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)やワイルドカードで出場している同344位の
PH・エルベール(フランス)が4強へ駒を進めている。
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