男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
A・ルブレフが第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-1, 6-7 (5-7), 6-3のフルセットで破り、ベスト4進出を果たした。
>>ジョコ、アルカラスらパリマスターズ組み合わせ<<2020年の同大会王者である26歳のルブレフは今大会、1回戦で世界ランク39位の
A・ポピリン(オーストラリア)、2回戦で同46位の
M・アルナルディ(イタリア)を下し8強入り。過去2勝5敗と負け越しているズベレフとの一戦に臨んだ。
この試合の第1セット、ルブレフはファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得し、ズベレフにブレークチャンスを与えることなく先行。リターンゲームでは2度のブレークを奪い、第3ゲームから5ゲームを連取した。
第2セットは互いにブレークが生まれずタイブレークに突入。先にミニブレークに成功したルブレフだったが、中盤で4ポイントを連取されるなど逆転を許しセットカウント1-1に追いつかれる。
それでも、ファイナルセットでは第2ゲームで早々にブレーク。直後の第3ゲームでは2度のブレークポイントを与えたもののこれをセーブすると、ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲーム、自身のサービスゲームで4度のブレークポイントを凌ぎ2時間33分で熱戦をものにした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはルブレフのコメントが掲載されている。
「超タフな試合だった。第1セットでいいプレーができて、早い段階でブレークできたのはラッキーだった。でも、第2セットでは彼(ズベレフ)のサーブが良くなっていた。ブレークするチャンスがあったんだけど、アンラッキーだったね。その後、クラシックなタイブレークになったが、彼はいいプレーをしていた」
「第3セットはスタートがうまくいって、早い段階でブレークに成功した。最後のゲームは劇的だったけど、いいプレーができたと思う。アグレッシブなプレーができたし、ネットプレーもできた」
準決勝では第2シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で第7シードの
F・ティアフォー(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には昨年王者で第1シードの
D・メドベージェフ、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)が4強へ駒を進めた。
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