第19回アジア競技大会のテニス部門は30日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
綿貫陽介は第1シードの
ジャン・ジジェン(中国)に4-6, 6-7 (7-9)のストレートで敗れ、銀メダル獲得となった。
>>綿貫vsジャン 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらチャイナOP組合せ<<金メダルを獲得すれば、条件付きではあるものの来年のパリオリンピック出場権が手に入る今大会。
25歳で世界ランク77位の綿貫は初戦の2回戦でM・アルファラシ(カタール)、3回戦で第16シードのR・ラマナサン(インド)、準々決勝で第9シードのD・イェフセエフ(カザフスタン)、準決勝で第7シードのホン・ソンチャン(韓国)を破り、世界ランク60位のジャンとの決勝に駒を進めた。
観客の多くが中国人でアウェーの雰囲気のなか行われた決勝戦、綿貫は第1セット第1ゲームでチャンスを掴むと最後はジャンがダブルフォルトを犯してブレークに成功。サービスゲームではサービスとフォアハンドのクロスでジャンを追い出してから、フォアハンドのダウンザラインを放つなどでポイントを獲得。主導権を握り続けるなか第5ゲームではリターンエースでチャンスを掴むと、ジャンがドロップショットをミスしこのセット2度目のブレークに成功する。
しかし、第6ゲームで1つブレークを返されると流れはジャンに。ミスも減り深いストロークが決まり出したジャンに対し綿貫の方がミスも増え始める。綿貫は第6ゲーム以降ゲームを取ることができず、5ゲームを連取されて第1セットを落とした。
第2セット、互いにチャンスを掴みながらもブレークが生まれないなか迎えた第7ゲーム終了後にジャンがトレーナーを呼び腰付近のメディカルタイム・アウトを要求。その後も互いに譲らずタイブレークに入ると綿貫は1本のマッチポイントを凌ぎ、逆転。7-6とセットポイントを手にするが、そこから3ポイントを連取され1時間53分で力尽きた。
綿貫は同大会男子シングルスで金メダルを獲得すれば、1966年の
石黒修、1974年の坂井利郎、2014年の
西岡良仁 以来となる日本人男子選手史上4人目の快挙だったが、あと一歩のところで届かず涙を飲んだ。
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