女子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン（ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、WTA250）は２８日にシングルス準決勝が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク２０７位のＮ・ノハ アクゲ（ドイツ）が同１０１位のＤ・シュナイダーを6-3, 6-3のストレートで破り、ツアー本戦初出場で決勝に進出する快挙を成し遂げた。ノハ アクゲは試合後に女子テニス協会（WTA）のインタビューに応え、元世界ランク１位の大坂なおみに影響を受けたと明かした。

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１９歳のノハ アクゲは今大会がツアー本戦初出場。１回戦で世界ランク１４２位のＬ・ピゴシ（ブラジル）、２回戦で同１５４位のＳ・ハンター（オーストラリア）、準々決勝で同７６位のＭ・トレヴィサン（イタリア）を破り準決勝に駒を進めた。

準決勝でノハ アクゲは試合を通してファーストサービス時に７６パーセントの確率でポイントを獲得しシュナイダーに一度もブレークを許さず、リターンゲームでは３度のブレークに成功し１時間１８分で勝利するとともに、ツアー本戦初出場で決勝進出を果たした。

ノハ アクゲは試合後にWTAのインタビューに応え、元世界ランク１位の大坂から影響を受けたと明かした。

２０１８年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）でグランドスラム初優勝を飾った大坂をよく覚えているというノハ アクゲは「彼女（大坂）のポーカーフェイスが好き」と語った。

「彼女はアグレッシブな選手でもある。私と似ているから好きなの。もちろんセリーナもそうだけど、テニス界で黒人女性を見ることは重要なこと。若い選手にとっていいことよ」

「私は自分の感情を抑えるようにしているの。トレヴィサンとの試合ではタオルの下で泣いてしまったけれど、ポーカーフェイスを忘れないようにしたわ」

勝利したノハ アクゲは決勝で第７シードのＡ・ルス（オランダ）と対戦する。ルスは準決勝で同２２５位のＤ・サビル（オーストラリア）を逆転で下しての勝ち上がり。

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