男子プロテニス協会のATPは25日、公式サイトで世界ランク439位の
錦織圭の復帰までの道のりを『錦織圭のカムバックの裏話』と掲載。ダブルス元世界ランク1位で錦織のコーチを務める
M・ミルニは「彼(錦織)は光を見失うことはなかった」と明かした。
>>【動画】錦織 ツアー復帰戦、勝利の瞬間両手を突き上げる<<>>錦織、西岡らアトランタOPの組合せ<<>>錦織 ツアー復帰大会2回戦 1ポイント速報<<現在行われているアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)にプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用し世界ランク48位として出場した錦織。25日にシングルス1回戦を戦っており、世界ランク63位の
J・トンプソン(オーストラリア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-5)のストレートで破り初戦突破を果たした。
試合後、錦織は「僕には良いチームがあります。マックス(ミルニ―)と
M・チャン(アメリカ)が僕を励まし続けてくれたことにとても感謝しています。彼らは今でも僕を信じていますし、僕も彼らを信じています」とコメント。
33歳の錦織は昨年1月に股関節の手術を行って以降ツアーを離脱。その後、股関節は完治したものの、度重なる足首の負傷によりツアーを長期的にツアーを離れることとなった。
当時についてミルニーは「彼はトンネルの先の光を見失うことはなかった。モチベーションを維持するのは過酷で大変なことだけど、彼は迷うことなく努力を続けた。常に可能性を信じていた。彼はとてもプロフェッショナルだし、ツアーに復帰してプレーしているのを見るのは素晴らしいことだよ」と明かしている。
「多くの忍耐が必要だったし、彼がツアー・レベルでプレーできるようになったのは素晴らしいこと。まだベストの状態には戻っていないかもしれないけど、最も重要なのは健康であるということだ。 チャレンジャー大会も含めて、彼は4大会に出場しているけど、今日のようなタフな試合もこなせるほど体は強くなっている」
復帰初戦となった先月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマスデルマル、ハード、ATPチャレンジャー)で約1年8ヵ月ぶりに復帰し優勝を飾った錦織。その後、チャレンジャー2大会を経てアトランタ・オープンで2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となるツアー大会復帰を果たしている。
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