テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は15日、女子シングルス決勝が行われ、第6シードの
O・ジャバー(チュニジア)は世界ランク42位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、2年連続の準優勝となった。試合後の表彰式では涙するジャバーにイギリス王族のキャサリン妃が駆け寄って慰める場面があった。
>>【動画】準優勝ジャバー、キャサリン妃が慰める<<>>アルカラスvsジョコビッチ 1ポイント速報<<28歳で世界ランク6位のジャバーは昨年、ウィンブルドンと全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で決勝に進出しており、いずれも準優勝に終わった。
今大会は優勝候補の
E・ルバキナ(カザフスタン)や
A・サバレンカといった選手を次々と打ち破り四大大会3度目の決勝に駒を進めた。
過去2度逃したグランドスラムのタイトルを獲得するために臨んだ決勝戦だったが、ジャバーは終始ミスが目立ち第1セットで15本、第2セットで16本のアンフォーストエラーを犯すと、各セット3度ずつブレークを奪われ、本来のプレーを発揮できずに1時間20分で敗れた。
グランドスラム3度目の決勝でまたもタイトルに手が届かなかったジャバーは試合後の表彰式で涙。この場面でキャサリン妃がハグし慰めており、試合後の会見でジャバーはそのことについて次のように明かした。
「昨年と同じように、強くなって、グランドスラムやウィンブルドンで優勝するために戻ってくるよう励ましてくれた。彼女はとてもいい人だった。彼女は私にハグをしていいのか迷っていたと思う。私は彼女にハグはいつでも大歓迎だよと言ったわ。とても素敵な瞬間だった」
一方、勝利したボンドロウソワは四大大会初優勝。オープン化以降で史上最も低いランキングの同大会女子シングルス優勝者となった。
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