テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス予選決勝が行われ、第4シードで世界ランク105位の
ダニエル太郎は同187位の
K・コピーヤンス(ベルギー)に3-6, 6-4, 6-4, 4-6, 2-6のフルセットで敗れ、2年連続5度目の本戦出場を逃した。
3試合に勝利すれば本戦への出場権が手に入るこの予選。予選1回戦・2回戦と3セットマッチで行われたが、予選決勝のみ5セットマッチで行われる。
30歳のダニエルがウィンブルドンに出場するのは予選を含め2年連続7度目。昨年は本戦からの出場だったものの1回戦で
S・バエス(アルゼンチン)にストレートで敗れた。これまでは予選、本戦ともにウィンブルドンで勝利をあげたことがなかったが、今大会の予選1回戦で世界ランク232位の
M・トランジェリティ(アルゼンチン)を下し大会初白星を挙げ初戦突破。2回戦では同154位の
L・ナルディ(イタリア)(イタリア)を退け予選決勝進出を果たした。
この日の第1セット、ダニエルは先にブレークに成功しゲームカウント3-1とリード。しかし、直後の第5ゲームから5ゲームを連取され先行を許す。
続く第2セット、ダニエルは第1ゲームでいきなりブレークを許すも第4ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープが続くも終盤となる第10ゲームで2度目のブレークを奪い、1セットオールに追いつく。
第3セット、ダニエルはファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得。終盤となる第10ゲームで1度のブレークチャンスをものにし、セットカウント2-1と逆転する。
勝負を決めたいダニエルだったが、第4セット、互いにサービスキープが続くと第9ゲームでブレークを許し2セットオールに再び追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ダニエルは第1ゲームから4ゲーム連取を許すと1度もブレークを返すことができず、3時間26分の激闘の末に力尽きた。
また、同日の日本勢男子ではダニエルの他に
綿貫陽介、
島袋将、
望月慎太郎が、女子では
日比野菜緒が登場し予選決勝を戦う。
※ダニエル選手の対戦相手、キャプション表示等を訂正いたしました(2023/パ6/30 8:30)。
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